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家づくりノウハウの記事

世界の動きを見ながら、家づくりのお金を考える〜お金の専門家インタビュー紹介〜

こんにちは 大工村です!

いつも配信をご覧いただきありがとうございます!

大工村では家づくりやリフォームに役立つ情報を発信しています。その中でも反響や興味の声が多いのがお金に関すること。そのため、大工村のホームページを見ていただくと「家づくりを支える匠」にさまざまな専門家をご紹介しています!

 

そこで今回は家づくりを支える匠の一人であるファイナンシャルプランナーの鈴木聡さんに、最近のご相談事例を交えて家づくりとお金のお話しについてインタビューしてみました!早速内容をご紹介したいと思います!

 

インタビューに協力してくださったのは、ふくろいFP SERVISESERVISE(静岡県袋井市・https://fukuroi-fps.blogdehp.ne.jp/)の鈴木聡さんです!

 

Q)お金の話題全般として、金利の動きが家づくりに影響があることと思って見ていますが、実際のお客様の動きはどんな様子なのでしょうか?

A)最近も家を買いたいというご相談をいただき、ちょうどお客様とお会いしてきたところでした。私としては、今後金利がどうなるか?ということから考えるのは「金利よりも、自分たちの収入でどのくらいの家が買えるのか?返済していけるか?」という所をいつも見ています。

 

Q)周りの動きよりも、自分たちの状況に目を向けるということですね!

A)例えば、土地も含めて概ね予算額が決まり、その金額が(住宅ローンの返済で)家計を圧迫してしまうのか、余裕があるのかをチェックしていきます。

実際、ご主人だけの年収でやっていこうと計画したけど奥さんも働かなきゃいけない方もいらっしゃいますし、初めから共働きで計画する方もいらっしゃいます。働くのは1、2馬力なのか、お子さんを大学にいく計画を踏まえながら見通していかないといけません。

お金の計画は、大きな考え方として、将来を含めてどういった人生を送りたいか、を描いていただくことが大切なんです。

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Q)それでも現実的な3年後5年後くらいの見通しをお聞きしたいのですが...。

A)金利といった将来のお金の動きというのは、どうなるかは分からないんです。

 

注目してもいいと思うのは、先日、日銀新総裁候補が国会で今後の日銀の政策について基本的な考え方を述べました内容です。現在の日銀の政策は踏襲すると言いつつも、含みを持たせた説明でした。ですので、今年は日銀の政策は変わらないと思いますが、突如サプライズで政策変更して金利が動く(当面は固定金利が上がる方向)ことも考えられます。

 

その代わり、私たちがご説明できるのは住宅ローンの金利がどう動くものなのかのしくみです。それをお客様にご理解いただき、時々に判断する際の参考にしていただくようにしています。

 

Q)よくかりました!ありがとうございます。では、これから家づくりを計画されている方へ、家づくりのお金を計画する上でのアドバイスをお聞かせください!

A)コロナ禍で起きたこととして、去年の秋くらいから徐々に国内は行動制限が解除され、一方欧米は1年前からその状態となり経済が回復、需要が盛り上がりました。その影響で木材価格高騰のウッドショック、ウクライナ侵攻によるロシア産木材の輸出禁止による木材価格上昇、そして円安となってます。

データを見ている分には、アメリカは金利が上がりどんどん住宅価格が高騰しましたが去年初夏にはピークを迎えています。その結果住宅着工数が落ち始めていて、それに伴って金利も下がってきています。

 

この動きは遅れて日本に重なってくると思いますので、慌てて家を建てないように、というのが今の私の見解です。「いい土地に出会えた!」という時はついつい焦ってしまいがちですが、住宅価格はまだ下がるかもしれません。そういった感覚を持っていて欲しいです。 

ただ、金利はどうなるかが読めません。日銀総裁が交代しますので、その後の政策に注目し見極めてお客様との仕事を進めていきたいと思っています。



鈴木さん、詳しいお話をたくさん聞かせていただきありがとうございました。

引き続き鈴木さんへは、家づくりを支える匠として大工村を通じてご相談できるようになっています。ご自身だけでは判断が難しいことこそ、専門家に意見を求めてみるのが堅実な家づくりへの近道ではないでしょうか?

 

大工村ではこれからも地域のみなさんが安心して暮らせる様な情報を発信していきたいと思います!

 

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リフォーム補助金情報♪こども未来住宅支援事業

秋の訪れと共に度々聞かれるようになった台風の発生。今年は昨年よりも随分勢力が大きいとの報道が気になりましたね。これからはどんどん規模が拡大していきそうで心配な方も多いのではないでしょうか。

 

雨や風からみなさんの暮らしを守る家。住まいを安全にしておきたい方や、暑さや寒さをもっと和らげたい、高齢になった家族が安心に住めるようにしたい、こんなニーズは時を構わず考えることだと思います。もしもご家族で気持ちが揃ったら、補助金を使ってリフォームするのはいかがでしょうか?

 

大工村からのオススメは、こども未来住宅支援事業を活用した断熱改修リフォームです。

 

・こどもみらい住宅支援事業公式サイト https://kodomo-mirai.mlit.go.jp/

※対象リフォーム工事は、こちらを参考になさってください。

 

昨年自宅を断熱改修リフォームをした大工村のノリさん。その後初めて過ごした夏は1日中エアコン5台を28度設定で稼働させて過ごしました。(7・8月)電気代の結果は、前年7・8月の合計電気代よりも今年は約6000円up、約1日では100円upとのことでした。(ノリさんの家には太陽光発電が搭載されていますので、発電量の分を差し引いて中部電力へ支払っています)

 

約1日では100円upの電気代が高いか、安いか。その点についての感想を聞いたところ「夏場、寝苦しくない夜を過ごせました。おかげで毎日の体への負担が減った実感がありました。今まではエアコンがない部屋で寝ていて知らずに我慢していたので、快適に過ごせるようになってよかったです」とのことでした。

 

 

条件を整えてリフォームにチャレンジしたからこそ、感じられた住まいの快適さはきっと何者にも変えられないでしょうね。うらやましい限りです!住まいに悩みのある方は、ぜひリフォームで素敵な暮らしを叶えてみてください!

 

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無垢材のお話④ ~木の表情 その1~

ようこそ、大工村へ!先回( https://daikumura.com/blog/hitorigoto/2017/06/post-956.html)に引き続き、無垢材の4回目です。

無垢材の魅力は、その表情にもあります。人間と同じように、自然の中で育った木だからこその個性をいくつかご紹介します。みんな違うからこそ、選ぶ楽しさも二倍、三倍!愛着が持てる木がきっと見つかりますよ。
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★濃淡

淡かったり、濃かったり、赤みがかかっていたり、白っぽかったり...。木の濃淡には同じものはありません、同じ木でも違うんです。ですから、同じ木でも板状につなぐと、そこにも微妙な濃淡が現れ、豊かな表情がつくられます。

床材に使う場合など、面積が広くなればなるほどこの濃淡による印象が変わってくるので、施工事例などを見て雰囲気をつかむのもお勧めです。

 

★木目

木目とは、表面に現れる模様のこと。年輪や、水分などを吸い上げる導管などの並び方によって変わってきます。濃淡と同じで、同じ木でも同じ木目にはなりません。

切り出した丸太をどう切るか、によっても木目は違ってきます。年輪が並行な木目は「柾目(まさめ)」と呼ばれ、年輪が山形や筍形になるのを「板目」と呼ばれます。「柾目」は丸太から取れる量が限られるため、高価になりますが、木目がきれいに揃っているのは本当に美しいですね。

 

木の年輪の間隔は、「1/fゆらぎ」とも言われています!

「1/fゆらぎ」とは、自然界に存在する、一定のようでありながら不規則な"ゆらぎ"のことで、人間を心地よく、安らかな気持ちにさせてくれるのだそうです。ろうそくの炎の揺れ、小川のせせらぎの音、蛍の光り方、木漏れ日、心拍間隔などがあげられます。

木がやすらぎを与えるのも納得がいきますよね。そしてその木の年輪の間隔にも1/fゆらぎが存在するというわけです。

無垢材の表情のお話は、次回に続きます!

 

大工村エッセイ ~断捨離のススメ①~

ようこそ大工村へ!村長のノリです。

"断捨離"や"終活"という言葉が定着しましたね。私自身も、終活を考える年齢になりました。
住宅に携わっていると、子どもたちが大きくなったあとの家をどうするか、という問題をよく聞きます。
夫婦のどちらかが亡くなり、広い家に一人、残されてしまった...。
たくさんある荷物、使わなくなったモノを片付けたいけれど、身体が動かない、どこから手をつけてよいのかわからない...。

断捨離は、住宅についても言えるんです。
お子さんが家から出てしまい、戻ってくる見込みがないとしたら、売るしかありません。
中途半端に大きい家は、実は、売りづらいのです。売りやすいのは60~75坪くらいの大きさ。このくらいに分割しておけば何かあった時に売りやすくなります。つまり、家を"減築"するのです。
売れない大きい家が町内に増えていけば、犯罪の面でも心配ですよね。解体して更地にするにも、かなりの費用がかかります。残されたお子さんたちが困らないように、資産もコンパクトにしていくことを考えてみませんか。

いつかは直面する問題は、夫婦で事前に話し合っておくことが必要です。
6月11日(日)「士業専士不動産無料相談会」を開催します。
わからないことは早いうちに専門家にご相談ください。

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日時:2017611日(日) 10001530
場所:DIY-studio(磐田市下野部285)*磐信豊岡支店前
お問合せ・お申込み先:0539-62-9200ICOI不動産 松下)
※事前予約をされた方は、別会場にて秘密厳守でご相談いただくことも可能です。

★安心相続対策セミナー《元気なうちに家族信託》
「家族信託」とは、新しい財産管理の仕組みで、"信託"という手法を活用して財産管理を家族自身が担う「家族の家族による家族円満のための信託」です。
「成年後見制度」や「遺言」の代わりに円満な資産管理・継承を実現する仕組みでもあり、注目されています。

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日時:2017611日(日) 1330~(60分)*限定5
場所:DIY-studio(磐田市下野部285)*磐信豊岡支店前
お問合せ・お申込み先:0539-62-9200ICOI不動産 松下)


家づくりQ&A:家賃を払い続けるより、早く家を建てた方が安いって本当ですか?

ようこそ、大工村へ!
大工村では、家づくりをお考えの皆さんからご質問をいただきます。
今回は、資金面のご質問ICOI不動産松下がお答えします。

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Q:よく「家賃を払い続けるより、早く家を建てた方が安い」と聞きますが、本当ですか?

A:「安い」ではなく、「メリットが大きい」という表現が適していると思います。

「持ち家だったら、住宅ローンを返し終わればお金がかからないから結果的に安く済みそう」と考える方もいるかもしれませんが、家は10年、20年に一度は必ず修繕する必要が出てきます。
なのでメンテナンスの費用を考えると、家賃を払い続けるよりも必ず安いと言えるわけではありません。

しかし、「いつか家を建てるつもり」で「頭金の支払いが可能」なのであれば、多くのメリットを早く受け取るのは得策だと考えられます。
住む場所を借り続ける賃貸住宅とは異なり、家を建てる場合はその場所が「資産」になります。
注文住宅であれば、外観や内観、設備にいたるまで自分好みの仕様・デザインにすることができ、リフォームも思い通りにできます。生涯、自由な生活ができるということですね。

住宅ローンを組んだ場合は、団体生命保険に加入します。ご主人にもしもの事があった時にご家族には返済の義務が残らないという点も、賃貸住宅とは大きく異なります。

「貯金が少ないけど、早く家を建てたい!」という方には、まずは頭金だけでもご用意いただきたいので、またの機会にお金の貯め方にまつわるお話をさせていただきたいと思います。
分からないことがあれば、お気軽に大工村へお問合せくださいね。