大工村

住まいるマネー塾のマネー講座
経済対策決定;住宅関連は来年末まで延長
政府は、円高やデフレに対する「経済対策」を決定しました。

事業規模は9.8兆円ですが、実際に国として支出する金額(実弾;真水)は9150億円と小粒です。

この真水部分は、元々今年度予算の予備費として計上していましたので、追加の国債発行はありません。

国会審議も法律改正も必要とせず、即座に実行するためには、この方法をとらざるをえないのですが、景気対策としての効果は疑問符(?)が付くと思います。

政府は9.8兆円で、20万人の雇用と0.3%のGDPの押し上げを目論んでいます。

さて、9150億円の予備費の使い道ですが、大きいところでは・・・

・雇用創造、人材育成 1150億円

・低炭素型雇用創出産業立地 1100億円

・家電エコポイント(2011年3月末まで延長) 850億円

・住宅エコポイント(2011年12月末まで延長) 1400億円

・フラット35S金利引下(2011年12月30日まで延長) 2200億円


家電エコポイントは、「省エネレベル☆4以上」から「☆5」に限定されました。

また、住宅エコポイントやフラット35Sも含め、これらの予算は予算額が決まっています。

エコカー補助金の期限は、当初9月末まででしたが、購入者が多かったため、9/7申請分で打ち切られました。
エコカー減税は2012年3月又は4月まで

ですので、対象家電を購入したい人、住宅建築・購入を考えている人は、期限ギリギリで購入しようとせずにゆとりを持った行動が必要です。