大工村

家作り用語集
背割り
背割りとは、芯を持っている木材(芯持ち材)の化粧面以外の一面に、直径の約1/2程度の深さの鋸目(鋸で引いた溝)=「背割り」を入れることです。 背割りを入れずにヒノキやスギなどの木材を乾燥処理すると、表面に木の縮小によってひび割れが生じることが多くなります。木材の化粧用に用いたい面を大事にしたい場合、乾燥前にあらかじめ「背割り」を入れることで、乾燥による材の縮小で起こる「ひび割れ=干割れ」を防ぐことができます。同時に芯まで効率的に乾燥を促進する効果もあります。