底抜けに明るい女社長が女性目線&導線をしっかり意識して打合せを進めた家は、多くの女性から共感を得て、仲間がますます増えています。
お引き渡し後のお客様からお食事やパーティーに誘っていただく事があるんですよ♪と笑顔で話をしてくれた社長の笑顔がお施主様との信頼関係を証明しています。
昭和10年に祖父が乗松製材所を創業しました。
当時は四国に山を買い、人を置き営業していました。その後、戦後すぐに土木と製材所を併設。住宅ではないですが、土木事業の中で公共工事を受注し、一般に箱ものと言われるような工事を行っていました。
私は三人姉妹の長女です。
元々は主人が社長をしていたのですが、体調を崩しまいました。当時は一級建築士を入れて住宅工事を受注し始めて間もない頃でした。そんな最中での主人の病気。元々この会社は私の実家でしたので、会社をなんとかしたいという想いで、私が代表者となり入社し、弊社の第1棟目となる家を造りました。
自然素材を使った高気密高断熱住宅が当社の家づくりです。
ですから、性能に一番こだわりをもっています。
また、デザイン(意匠性)の高い家を造る事にもこだわっています。
日本の家は、商材がありすぎて統一感がありません。建てた時の流行りが外壁を見るとすぐにわかりますよね。住宅は大きな買い物です。35年ローンを組むので流行りではない家を建てたいと思います。昔ながらの日本の家が好きです。ですから私は、モダンと懐かしさを兼ね備えたラスティックモダンが一番好きで、ラスティックモダンの家が一番飽きがきません。
ほかにも、女性ならではの視点を大切にしています。
洗面所を脱衣場から外す提案はよくしていますね。脱衣場に誰かいると洗面が使えないというのはあまり男性にはわからない感性かもしれません。また、そうして作った脱衣場に洗濯物を干すスペースを作ってあげることで、家を建てた後のお客様から導線が使いやすいと言われることも多くあります。
設計とデザイン力です。
「Live Well Laugh Often Love Much」をコンセプトに建てた家にずっと愛着を持って、日々を過ごしていただける家を提供しております。ですから、色にもこだわりますし、インテリアの情報なども提供し、デザイン性の高い家に長く、心地よく住んでいただけるようにしています。
デザイン性を高くすると、どうしてもコストが上がってしまう場合があります。
しかし、そこは全部豪華にするわけではなくLDKや水回りにこだわるなど、お金をかける部分とかけない部分をつくり、できるだけ予算内で良い家をご提供できるようにしています。寝室は無駄に広くする必要は無いと思います。その分ほかの部屋を広くするなど、主婦の目線での間取りの提案もしています。
ほかにも黒い棚はすごくきれいなんですが、ほこりが目立ちます。そこで、国産オーストリッチの羽の毛叩きをプレゼントしたりもしています。ほこりが簡単になくなるし、見た目も良いので、インテリアとしてのデザイン性も優れています。こうした提案も私が主婦ならではの提案ではないかと思います。
何でも楽しくなるので悔しいことはないです。
お客様に喜んでもらえることが何より嬉しいです。
以前、「乗松さんに建ててもらった大人の会」という形で、3軒の家の家族が、一緒になってパーティーを主催し、招待してくれたことがありました。こうしたことって非常に嬉しいんですよね。この仕事をしていてよかったなぁと、強く感じました。