大工村

株式会社天峰建設 澤元薫

宮大工による
年中快適で高性能な家を
作る匠

株式会社天峰建設 | 澤元薫

お寺や屋台を建てる職人さんに住宅をお願いするのはハードルが高すぎる?と及び腰になってしまう事無く、声をかけてみてください。
木との対話から生まれた住まいを、澤元社長の気さくで、優しい雰囲気で楽しく家づくりを進めてくれますよ。日本の木造建築物は、古来から人の手で作られてきたんだなって思える家づくりができるはずです。

オフィシャルホームページ

なぜ棟梁になろうと思ったのですか?

小さなの頃から、当社の先代の社長である父から建築の仕事の魅力についてよく聞かされてきたので、中学生の時にはすでに自分も宮大工になりたいと思い描いていました。
「自分が死んでも建物は残る。自分の仕事を後世にまで残すことができる」と語る父の建築に対するロマンを、とても魅力的に感じていました。それと、父は師弟関係を大事にする人なので、そういった人間関係を築いている姿も、当時の私にとても格好良く映りました。
高校卒業後、大阪にある宮大工の会社に弟子入りし修業をしました。そこでは、関西・中国エリアにある国宝や重要文化財に指定される建築物の仕事にも携わりました。歴史ある建物を長く後世に残すための修復技術を目の当たりにし、肌で感じながら学ぶことができました。修業先で6年間の経験を重ねた後、地元に戻り当社に入社して今に至ります。

家作りの中で最もこだわっている部分は何ですか?

やはり一番は品質です。
品質といっても、耐震性・断熱性・快適さなど多岐に渡ります。どのお客様も、家作りに対する思いや夢を持っていらっしゃるので、それを実現するため、当社の設計力や技術力を持って提案し、高品質なものとして形にしていきます。

当社では、「耐震等級3」と「長期優良住宅」を標準でクリアした、高気密高断熱の家づくりを行います。2016年に発生した熊本地震の際、「耐震等級3」の家は、無傷、もしくは、軽度の破損程度で乗り越えることができました。いつ発生するか分からない地震に備えるために、これからの家作りは、当たり前のようにこれをクリアしていかなければならないと考えています。
もちろん初期費用としては高くなりますが、万が一の際も、倒壊して建て直す必要はなく、軽微な修繕で修復することができます。安心して住み続けることができる家を提供するのが私達の使命だと考えています。

他の大工・工務店さんに負けない、負けたくない部分は何ですか?

当社は、お寺や神社の建築を多く請け負っているため、宮大工として培った、木材を加工する技術力はどこよりも長けていると自負しています。何百年も残る歴史ある建物の修復に携わってきた中で、代々住み継いでもらえるような家づくりをする技術を持っています。
もちろん昔からの技術だけでなく、現代の優れた技術も積極的に取り入れ、これらを融合させることで、当社だけが作ることができる家として提案することができると思っています。

当社の作る家は、杉やヒノキを中心に素材の持つ魅力を引き出し、木のぬくもりを表現しますので、入った瞬間に木の匂いが広がります。漆喰などの天然素材を使うことも重視しています。
木は呼吸をしてくれます。梅雨の時期には湿気を吸ってくれるので、通常の家に比べてジメジメしません。冬は湿気が多い時期に溜め込んだ水分を外に吐き出すため、乾燥しない空間がつくれます。漆喰も同様ですが、これにより断熱性能もより効果を発揮するため、夏は涼しく、冬はあたたかい家になります。

デザインは、純和風ではなく「和モダン」をイメージし、昔ながらの家の持つ魅力を大切にしながらも、若い世代に好まれるものとして提案します。内装に丸太梁や構造材の木を見せ、木をふんだんに使った家づくりには、こだわりがあります。扉なども既製品ではなく、全て建具職人がオーダーメイドで作り上げます。

棟梁になってした悔しい思いと一番良かったことを教えてください

■棟梁になってした悔しい思いは?
他の工務店に仕事を取られてしまった時です(笑)
自分たちの家作りに自信を持っているからこそ、その魅力を伝えきれず、請け負うことができなかった時は悔しく思います。

■一番良かったことを教えてください
毎回そうですが、家が完成した時に「ありがとう」「天峰で建てて良かった」とお客様から言葉を頂いた時が、一番うれしいです。先日引き渡しさせていただいた家についても、「何も言うことがないくらい満足している」とお褒めの言葉をいただきました。お客様の思いを形にできた時は、本当にやりがいを感じます。
ほとんどの方にとって、家は一生に一度のとても大きな買い物です。簡単に買いなおせるものではありません。ですから、「絶対に後悔させたくない」という強い使命感を持ち、常に家づくりに取り組んでいます。

匠一覧