大工村

有限会社山与清水建築 | 清水宗久

真面目にコツコツ
歴史と信頼を積み上げる匠

有限会社山与清水建築 | 清水宗久

横須賀城の城下町にある山与清水建築は、歴史ある街並みを守る、まさに家守りをしている工務店です。創業60年以上の信頼を、次の世代へと受け継いでいくために、常に新しい学びを惜しまず、次の家づくりに取り入れて提案してくれます。初めて家づくりをするご家族でも安心して相談できる優しい笑顔で、あなたも歴史ある街並みに住まいを構えてみませんか?

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なぜ建築士になろうと思ったのですか?

当社は、私の祖父が昭和34年(1959年)に創業し、現在は父が社長を務めています。幼い頃から建築の仕事が当たり前のように身近にあり、祖父にお客様との打ち合わせや作業現場に連れて行ってもらった思い出を今でも覚えています。ですから、物心が付いた時から建築以外の選択肢は全くありませんでした。祖父も父も大工職人ですが、「建築士」という仕事を知り、中学生の頃にはすでにその道に進もうと夢を描いていました。

高校卒業後は、父がOBでもある名古屋市の建築専門学校に進学し、在学中に2級建築士の資格を取得しました。その先の進路を決める際は、様々な仕事を実践して経験を積むことができると考え、大企業ではなく浜松市内にある工務店に就職しました。その会社では、現場管理や建築申請、図面の書き方等、建築の基礎となることを学びました。そこで得た経験や知識は、今の自分のベースになっていると感じています。社長や上司、社員皆さんに本当に可愛がってもらったことを、今でもとても感謝しています。

その後、デザインを得意とする磐田市の建築会社に就職し、営業兼設計を担当。お客様と一から打ち合わせをして家を作り上げる仕事に携わることができました。3年ほど勤務した後、親しい先輩からの誘いをきっかけに浜松市内の建設会社に転職しました。住宅設計から事務所・店舗の営繕など、幅広い仕事を担当し、限られた予算と工期の中で仕事を完遂することを学びました。

コロナ禍の影響と知人から山与清水建築で私が設計した家を建ててほしいと依頼を受けたことをきっかけに、2021年2月に稼業である当社に入社することを決めました。修業として3社の建築会社に務めましたが、全て異なる特色を持つ会社だったので、幅広い経験を積むことができたと感じています。

家作りの中で最もこだわっている部分は何ですか?

建築士として自分の理想とするデザインやテイストはありますが、それを押し付けるのではなく、お客様の思いを汲み取りカタチにすることを大切にしています。もちろん、プロとしての目線で提案やアドバイスをしますが、あくまでお客様ごとの好みやライフスタイルにあわせてご提案をさせていただきます。“お客様にとっての100点の家”を一緒に作りあげていくが重要だと考えています。

「ここで家族と過ごしたら楽しいだろうな」「ここでごはんを食べたら美味しいだろうな」というような、具体的なシーンを思い描きデザインします。住みはじめてからのお客様の笑顔をイメージすることが仕事のやりがいでもあります。また、当社は施工も自社で承ることができるため、「既製品ではないもの」の提案も重視しています。自社大工が技術を駆使して作り上げる、お客様だけの唯一の家づくりをご提案させていただきます。

一方で、家を建てると見えなくなる部分、例えば構造や断熱性能などは、ご予算に合わせて、こちらが主導となり設計させていただきます。プロとして培った知識や経験を生かして、私自身が考える最上のものをご提案させていただきますので、是非お任せいただきたいと思います。

他の大工・工務店さんに負けない、負けたくない部分は何ですか?

親子で小規模な工務店として運営するため、小回りを効かせたスピード対応には自信があります。ちょっとした家の修理でも、何か困り事があった場合は、できる限りすぐに駆けつけて対応します。私が入社する前のエピソードですが、大型台風により街中が被害を受けた際、対応に走り回った時もありました。

その積み重ねが、お客様との距離の近い関係性を築くことができたのではないかと考えています。地元大須賀エリアの皆様の支えのおかげで、今の私たちがあります。それに対する感謝の気持ちを常に忘れず、こらからも地元の皆様に頼りにされる工務店でありたいと考えています。

建築士になってした悔しい思いと一番良かったことを教えてください

以前勤めていた工務店での話しですが、自身が営業と設計担当として携わった住宅で、お引き渡し前に行うハウスクリーニングに不十分な箇所があり、お施主様からお叱りをいただいた時がありました。家づくりの各工程を社内で分業化しているため、直接的には私がその確認を担当する訳ではありませんでした。しかし、営業担当としても、きちんと現場を確認していれば、もう少し気持ちよくお引き渡しを迎えられたはずだったと後悔したことを忘れません。

現在は、その反省を学びに変えて、自らの目の届く範囲で仕事をするように心がけています。お客様との出会いからお引き渡し、アフターフォローに到るまで、全ての工程に自らが向き合っていくことを大切にしています。

一番嬉しいのはやはり、家が完成した時の「お客様の喜ぶ笑顔」です。何度となく打ち合わせを重ねて完成した家を、実際に目にして喜んでいただけた時は、私自身にも格別の喜びがあります。また、住み始めてから、そこで幸せに暮らしている様子を目にしたり、喜びのエピソードをお伺いしたりする時も本当に嬉しく思います。

これからも、関わらせていただいたお客様の笑顔溢れる暮らしに貢献できるよう、精一杯家づくりのお手伝いをさせてもらいたいと考えています。

基本情報

会社名有限会社 山与清水建築
住所〒437-1304 静岡県掛川市西大渕5493-11
電話番号0537-48-3065
ホームページhttps://yamayo-shimizu.jp/

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