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住宅建築費の記事

12月の住宅価格(中部地方)は4か月ぶりに前年比上昇

中部-住宅価格2312.jpg◆中部地方の戸建て住宅価格指数
国土交通省にて収集している不動産取引データの戸建て住宅価格のうち、長野県、静岡県、岐阜県、愛知県、三重県の価格動向を加重平均し指数化の上、毎月1回公表。
国交省公表のデータを独自に6ヶ月移動平均値に換算しています。

この指数は実際の取引価格を登記簿情報、アンケート調査、必要に応じて実地調査を行い、都道府県の不動産価格を指数化しています。

★2024年3月29日に国土交通省が発表した2023年12月の「住宅価格指数」は6か月移動平均は4か月ぶりに前年比上昇
          指数   前月比    前年比
単月指数    106.4 +1.4%  +2.8%
6か月移動平均 105.4 -0.1%  +0.5%
消費者物価指数 106.4  0.0%  +2.2%

◆住宅購入で気になるのは、住宅ローン金利とともに「建築費」。

中部地方の住宅価格指数の6ヶ月移動平均でみると、コロナショックで落ち込んだ戸建て価格は2021年以降はウッドショック、2022年からはロシアのウクライナ侵攻、円安進展により急騰してきました。

しかし、住宅価格の上昇等で持ち家の住宅着工数は2年3か月連続で、また分譲住宅の一戸建ても1年4か月連続で前年比減少をとなっているため、木材需要が減少し、木材価格も下がっています。

◆政府は新型コロナによる住宅購入の落ち込みを回避するため、様々な対策が用意されています。(住宅ローン減税、住宅資金の贈与税の非課税枠など)
一方で、住宅購入を検討されている方にとっては、建築費の動向も確認しながら、そのタイミングを図る必要があります。

文責 ふくろいFP-SERVICE

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