大工村

家作り用語集

な行の記事

内装材
内装材とは、外装材に対して、内部(室内)を構成する部材の総称です。具体的には床・壁・天井の仕上げ材、それに付随する巾木・廻縁、ドアや窓の額縁、階段材などを指します。 最近では内装材に使った化学樹脂塗料などの材料からアレルギー症状などを引き起こすシックハウス症候群などが問題になっており、内装材を選ぶ場合には、慎重に選ぶ必要が有ります。
長押(なげし)
長押とは、長が押し(ながおし)の略で、柱を両側から挟み込むように水平に固定された木材を本来長押と呼びます。その高さや方向によって色々な呼び方が有り、建物を強固にする構造のものです。 しかし、現在の住宅などで呼ばれている長押は付長押(つけなげし)が殆んどで、本来の建物の構造的役割はなく、鴨居の上部など、和室の上部周囲に鴨居と直角に取り付けられる化粧材の事を言います。
納戸
納戸とは、開口部の採光面積など建築基準法で定める居室として認められない部屋のことです。ある程度の作業スペースが取れる広さを持っており、サービスルームと呼ばれる場合もあります。 ウォークインクローゼットなども納戸の一種で、間取り図上では「S」や「F」と表示される事が多いです。
24時間換気システム
24時間換気システムとは、窓や扉を開けるなどの自然な換気とは異なり、ファンなどの機器を使い屋外の空気を取り込んで、室内の空気を24時間入れ替えるシステムのことです。センサーやタイマーなどでファンが自動作動し、必要な量の換気を行います。一般的な住宅における必要な換気は1時間に0.5回とされており、最近ではシックハウス症候群の問題も重要視され、換気量や換気回数が非常に重要になってきています。 2003年の改正建築基準法により、近年の住宅の高気密・高断熱化にともない、機密性の低い在来木造住宅などを除き、換気システムの設置が義務づけられています。
ニッチ
ニッチとは、廊下やホールの壁をくりぬいて作る飾り棚のことです。小物や絵などの飾り棚として利用するために、壁の一部をへこませた部分を設けます。住宅の雰囲気作りに、ニッチに花や写真などを飾ったり、照明を当ててライトアップしたりします。