大工村

家作り用語集

構造・工法の記事

ソーラーシステム
ソーラーシステムとは、太陽熱を冷暖房や給湯に利用するシステムのことを言います。具体的には屋根にソーラー発電システムを設置し、太陽の光エネルギーを電気エネルギーに変えます。そして、発電された直流電気をパワーコンディショナで交流電気に変換し、冷暖房や給湯に使用します。 ソーラーシステムには、パッシブソーラーシステムとアクティブソーラーシステムがあります。パッシブソーラーシステムとは、人工的な装置を用いずに蓄熱や空気の自然循環などを利用したものを言います。アクティブソーラーシステムとは、太陽熱温水器などの比較的大きな装置を利用したものを言います。
耐震構造
耐震構造は地震力に対し、柱、梁や壁などの基本構造体を強化し、耐える設計をされた構造の事を言います。1981年以降の建築基準法では、新耐震設計として、大地震でも建物が倒壊することなく人命を守れることを最低限のレベルにしています。 耐震構造の建造物は、大地震時に構造物が崩壊しないことを前提に作られているため、部分的に壊れることを許容した構造で、強くつくればつくるほど建物は強い地震力を受け、家具等の転倒が起こりやすくなります。 耐震構造が直接揺れを受ける構造なのに対し、免震構造では揺れを土台から回避することを目的としています。 コスト的には耐震構造、制震構造、免震構造の順に高価になります。
免震構造
免震構造とは、建物と地盤との間の基礎の部分にクッションのような(積層ゴムなど)地震対策用の装置をはさこみ、建物に伝わる地震の揺れを軽減する構造のことを言います。 クッションにより激しい揺れを緩やかな揺れに変換することにより、免震効果が高くなり、家具などの転倒被害が減少するというメリットがある反面、工事費が高くなるのと定期的な装置取替え工事が必要などのデメリットもあります。 耐震構造が直接揺れを受ける構造なのに対し、免震構造では揺れを土台から回避することを目的としています。
RC(鉄筋コンクリート)壁式構造
RC壁式構造とは鉄筋コンクリートで作る工法です。Reinforced-Concreteの頭文字をとったものです。耐久、耐震、耐火、遮音性に優れ、基礎から一体化してつくられるため頑丈であり大開口や広い間取りをくみやすいことが長所です。 反面、費用がかかり工期も長くなります。コンクリート壁を壊してのリフォームはできません。
ログハウス
ログハウスとは、丸太を井桁状に積み上げて壁とする丸太組工法によって建てられた建物のことです。 スカンジナビアの伝統的な工法で、湿度の調整がとても優れており、夏は涼しく冬は温かいという特徴があります。これまではリゾート地などで建てられる事が多かったのですが、近年ではその質感が人気で、自宅として建てられるようにもなっています。