大工村

家作り用語集

構造・工法の記事

制振構造
制震構造とは、建物の骨組の内部にあるダンパー(制震装置)という装置によって、地震の揺れを小さくする構造のことです。 免震構造が建物と地盤の間で地震の揺れを軽減するのに対し、制震構造では一度受けた地震の揺れをダンバーで吸収します。 コスト的には耐震構造、制震構造、免震構造の順に高価になります。
外断熱
外断熱とは、家を断熱するときに、壁空洞を残したまま、柱の外側に板状の断熱材を途切れることなく張りつめ建物全体を外側から包むように断熱する方法を言います。 欧米諸国ではこの外断熱が主流ですが、日本では、建物の内側から断熱する方法、いわゆる「内断熱」が主流です。 建物が全て断熱材に包み込まれるため、躯体が外気の寒暖から守られるため結露の心配が少なく、カビやダニの発生も防ぐ事ができます。また、コンクリートの膨張収縮が減少し、躯体の劣化を防ぎます。そして、風雨に直接晒されないので雨滴のコンクリートへの浸入を防ぎ、鉄筋の腐食防止にもつながります。この結果、内断熱の建物に比べ、健康で快適かつ長寿命の建物を容易に造ることができます。 ただ、建物の外側全体に断熱材を貼るため、断熱面積が大きくなり、コストは内断熱に比べ割高となります。木造住宅の場合、外断熱は外張断熱と言います。