大工村

家作り用語集

構造・工法の記事

内断熱
内断熱とは、外壁・屋根などの外周部位を断熱する時に、建物の内側に断熱材を施工する工法です。床下や柱と柱の隙間に断熱材を埋め込むように入れます。費用負担が少なくどんな断熱材も使用できますが、わずかな隙間ができやすいため、その部分から熱が伝わって結露し、躯体をいためるおそれがあります。
基礎パッキング工法
基礎パッキング工法とは、床下の換気をうながすために、基礎と土台の間に一定の隙間を開けてパッキンを敷き込む工法です。コンクリートからの湿気を遮断して、建物の耐久性を向上させます。
高断熱・高気密住宅
高断熱・高気密住宅とは、断熱性と気密性を高めてることで、熱や空気の出入りを必要最小限に抑え、省エネルギーで家中どこでも快適な温度に保てる住宅のことです。気密性が高いため、換気システムの導入が求められます。
混構造(こんこうぞう)
混構造とは、1つの建物のなかで、目的や場所によって異なった構造方式を併用した構造のことをいいます。例えば1階部分は湿気が多いから鉄筋コンクリート造にして2階3階部分は木造にするといった様式の住宅などがあります。
数寄屋造り(すきやづくり)
数奇屋とは基本的に庭園の中に独立して建てた茶室のことを指し、数奇屋造りとは、茶室風の建築のことを言います。茶室建築の意匠を取り入れ、安土桃山時代から江戸時代にかけて完成されました。 平安時代の寝殿造りから、鎌倉時代の武家造り、書院造り、のちに茶室が加わり数寄屋造りへと日本の伝統建築は変化してきたと考えられています。 書院造りでは格式が重んじられていましたが、数奇屋造りではその気品を保ちつつ、日常生活がしやすく、より生活感を重視した様式となっています。 現代では高級料亭や高級住宅に数寄屋造りの建築様式が取り入れられております。