2013/01/25
自民党・公明党による、2013年度の税制改正大綱が決定しました。
既に、様々なメディアで報道されていますが、気になったのは「住宅ローン減税」が延長・拡大されたことに対する、各メディアの報道。
いずれのメディアも「消費税増税による、住宅購入へのインパクト」について、住宅本体への増税インパクトを試算し、
この増税インパクトと、住宅ローン減税の拡大によって、いつ購入するのが損か得か比較している点が気になりました。
現実には、表のように、住宅本体への増税によって、多くの人は住宅ローンの借入額も増えると思います。
※3000万円のローンで、35年返済で金利2.5%の場合
★住宅価格 3000万円 で 消費税が3%上昇すると、住宅本体の税額は90万円増加。
◆増額した90万円も、借入でまかなうとなると、これによる支払利息は45万円増加。
合計135万円のインパクト。
◎消費税が5%上昇すると、支払利息の増加も含め、225万円のインパクトになります。
住宅ローン減税の拡大が200万円増えても、消費税が5%増えると、インパクトの方が大きくなります。
借入額が増えれば、支払利息も増えるわけで、消費税の増税インパクトによる購入時期の検討は、こういった点も含めて考える必要がありそうです。