大工村

住まいるマネー塾のマネー講座
フラット35の金利 1%優遇
政府は「緊急経済対策」として、住宅金融支援機構の住宅ローン「フラット35S」の金利を、一定期間下げることに決定。

フラット35S」は最長35年間固定金利で借りられます。

このローン商品で、当初10年間は、なんと「1.0%」金利を優遇する措置です。(2010年12月末までの間に購入した人のみ適用・・・たぶん)

対象となるのは、省エネ、バリアフリー、耐震について一定の基準を満たした住宅で、新規融資の場合。

この制度は、現在は「基準によって、10年間 または 20年間は0.3%優遇」となっていますので、金利の優遇幅は大幅に拡大されます。

この1%の金利優遇により、支払利息がどの程度減るのか試算しました。

今月の融資金利で、最低の金融機関は2.6%ですので、これを参考にします。

◆2000万円(月払いのみ)を35年間元利金等返済で借りた場合・・・

  ○ 2.6%で35年間借りると 
     返済総額3048万円 月々7.3万円の支払い。

  ○ 当初10年間1.6%、11年目以降2.6%とすると、 
     当初10年間は 返済総額747万円 月々6.2万円の支払い
     11年目以降   返済総額2093万円 月々7.0万円の支払い

 返済総額は2840万円ですので、208万円の利息が軽減できます。
 また、月々の支払いも減り、教育資金などの積立にも回せます。

省エネ住宅ならばこの金利優遇が使えた上に、住宅エコポイントも付与されるかもしれせん。

現在の金利水準は、過去の金利水準と比べても、かなり低い水準にありますので、
来年住宅を購入する人には朗報です。