大工村

住まいるマネー塾のマネー講座
住宅ローン金利の決まり方

住宅ローンの金利は、大きく分けて「固定金利」と「変動金利」に分かれます。

では、住宅ローンの金利って、どのように決まっていくのでしょうか?

 

◆固定金利

 ・「長期金利」に連動して動きます。

  「長期金利」というのは、日本では一般的に「新規発行の10年もの国債の金利」を指します。

  この「新発10年国債金利」は市場で毎日売買されているため、金利が上がったり、下がったりしています。

 

 ・住宅ローンの固定金利は、毎日動く長期金利の状況を見て、月末に翌月貸し出す金利が決まっていきます。

 ですので、固定金利は『市場の金利の動きを織り込みながら、毎月変わる』わけです。

  ※もちろん、借りた後は、一定期間固定されます。

 

◆変動金利

「短期金利に連動」して動きます。

 この「短期金利」は、日本銀行の政策金利(昔は公定歩合)・・・「無担保コール翌日もの金利」を指し、銀行が短期で資金を借りるときの金利です。

 日本銀行は、景気の状況や物価の状況を見て、政策金利をコントロールします。

 

・日本経済は1990年のバブルが崩壊した以降、長らく不況の中にあって、政策金利は"0%"に近いところに設定・誘導されています。

 これを受けて、住宅ローンの変動金利も低水準に設定されています。

 ※変動金利は、借りた後は、半年毎に見直されます