大工村

住まいるマネー塾のマネー講座
始まります!住宅ローン金利の優遇
2009年度第2次補正予算の成立を受けて、住宅金融支援機構の住宅ローン「フラット35S」の金利が、一定期間下がります。

開始は2月15日融資分から。 12月30日申し込み分まで。

フラット35S」は最長35年間固定金利で借りられます。

このローン商品で、当初10年間は、なんと「1.0%」金利を優遇する措置です。

対象となるのは、フラット35の融資適合住宅で、かつ省エネ、バリアフリー、耐震等について一定の基準を満たした住宅で、新規融資の場合。

次のいずれか1つの基準を満たす住宅が適用となります。
具体的にはこちら

【10年間優遇の場合 ;20年間優遇の場合は下記よりも条件が厳しい】

◆省エネルギー性  
   省エネルギー対策等級4の住宅

◆耐震性
   耐震等級(構造躯体の倒壊等防止)2または3の住宅
   免震建築物

◆バリアフリー性
   高齢者等配慮対策等級3、4または5の住宅

◆耐久性・可変性
  劣化対策等級3、かつ、維持管理対策等級2または3の住宅

この制度は、現在は「基準によって、10年間 または 20年間は0.3%優遇」となっていますので、金利の優遇幅は大幅に拡大されます。

この1%の金利優遇により、支払利息がどの程度減るのか試算しました。

今月の融資金利で、21年以上借り入れの場合、最低の金融機関は2.6%ですので、これを参考にします。

◆2000万円(月払いのみ)を35年間元利金等返済で借りた場合・・・

  ○ 2.6%で35年間借りると 
     総返済3048万円 月々7.3万円の支払い。

  ○ 当初10年間1.6%、11年目以降2.6%とすると、 
     当初10年間は 総返済額747万円 月々6.2万円の支払い
     11年目以降   総返済額2093万円 月々7.0万円の支払い

 返済総額は2840万円ですので、208万円の利息が軽減できます。
 また、月々の支払いも減り、教育資金などの積立にも回せます。

省エネ住宅ならばこの金利優遇が使えた上に、「住宅版エコポイント」も付与されます。

現在の金利水準は、過去の金利水準と比べても、かなり低い水準にありますので、
今年住宅を購入する人には朗報です。