大工村

家作り用語集
耐力壁
耐力壁とは、筋交いや構造用の合板で構成された壁で、地震・台風などに抵抗するとともに、長年の建物の変形にも抵抗するようにされた壁のことを言い、建築基準法第20条に基づいて規定されます。 建築物の形状や面積により、どれだけの耐力壁が必要かという基準のことを必要壁量といい、この必要壁量の計算方法も建築基準法に規定されています。 耐力壁の種類には、柱と柱の間に斜めに筋交いと呼ばれる木材を入れる、柱と柱の表面に合板などの面材を張るなどの方法があり、それぞれの部材の寸法や工法により耐力壁としての壁倍率数値が異なります。 地震・台風の際は1階により大きな力が伝わるため、また家自体の重さも支えるため、耐力壁は一般的に2階より1階の方が多く必要となります。耐力壁は偏りなくバランスよく配置することが大切です。