2008/03/03
筋交いとは、軸組構造住宅で柱と柱の間に対角線に取りつけられる補強材のことを言います。住宅は地震や台風などの際に横から揺れにさらされます。筋交いを取りつけることでねじれを防ぎ、横からからの衝撃に対して補強をします。木造軸組構法では縦の柱と横の梁が基本的な骨組みとなりますが、それだけでは強度が十分ではないため、斜めに筋交いを入れたり、通し貫をいれることで強度を確保します。
筋交いは木造軸組住宅において耐震性能を向上させるとても重要な補強材です。現在の筋交いを取りつける場合は筋交い金物(プレート)を使用して筋交いと柱をしっかりと固定します。
筋交いが取りつける箇所は耐力壁と呼ばれ、片側方向のみに筋交いを取りつける『片筋交い』とたすき状に掛ける『たすき掛け』と呼ばれる2種類の組み方があります。