大工村

家作り用語集

木材・建築資材の記事

集成材
集成材とは、20ミリ程度の厚さの角材や板材を接着剤でつなげて作った材料のことを言います。プレカットの普及により、割れや反り、強度にばらつきのない材料が求められている現在では重宝されています。 ただ、熟練された職人は集成材ではなく、木の癖などを理解し、適材適所に使うことができる無垢の木を好む人が多くいます。
石膏ボード
石膏ボードとは、石膏を練って平らにし、板状にした建築材料の事です。防火性能や断熱性が高く、比較的加工もしやすいの壁材や天井材などとして最もポピュラーな材料です。 一般には水に弱いのが欠点といわれていますが、最近は耐水性を強化した製品も出ており、幅広く使われています。 防火性、遮音性、寸法安定に優れ、仕上げもクロス張りから塗装までいろいろな施工方法が考えられてとても便利な部材です。
背割り
背割りとは、芯を持っている木材(芯持ち材)の化粧面以外の一面に、直径の約1/2程度の深さの鋸目(鋸で引いた溝)=「背割り」を入れることです。 背割りを入れずにヒノキやスギなどの木材を乾燥処理すると、表面に木の縮小によってひび割れが生じることが多くなります。木材の化粧用に用いたい面を大事にしたい場合、乾燥前にあらかじめ「背割り」を入れることで、乾燥による材の縮小で起こる「ひび割れ=干割れ」を防ぐことができます。同時に芯まで効率的に乾燥を促進する効果もあります。
断熱材
断熱材とは、熱を遮断する素材のことを言います。断熱材は大きく分けてに無機繊維系、発泡プラスチック系、天然素材系の3つに分けられます。どの断熱材も、もとの基材はガラスやプラスチックなのですが、空気やガスを、いかに小さく、動かなく固定するかで熱伝導率が決まります。 一般的にはグラスウール、ロックウールなどがあり、良い断熱材とは熱伝導率と吸湿性が小さく、均一な施工が簡単にでき、同じ熱伝導率ならば厚くなるほど良いと言われています。