2つの写真は桧の年輪です。
どちらかが自然に成長した木で、もう一方が人工的に植林されたものです。
どっちがどうだと思いますか?
【正解】...製材の人が教えてくれたものです。傾向として正解だと思われるとお考えください。
左が芯の中心から夏目と冬目が詰まっているから天然木
右が芯の中心の夏目が広いので造林木
ということでした。自然に芽が出た木は、はじめから競争が始まっています。周りにはすでに多くの木々が立っていて、そう簡単には成長できません。ゆっくりと着実に成長を続けていけた芽だけが大木となれるのです。造林木はその逆で、人間の手で大切に育てられます。だからある程度までは順調に成長するので夏目が大きいみたいです。
ただ、現在では自然に成長した木はほとんど住宅に使われていないようです。吉野の山で仕事をしている方がそう教えてくれました。私たちが自然だと思っている山。。。本当は人間がしっかりと手を加えているから美しく保たれているのですね。
今週末の3月7日(土)は天竜の山を見学してきます!!
一緒に行かれる方はその辺も見て、感じてこれるといいですね。