大工村

家作り用語集

さ行の記事

背割り
背割りとは、芯を持っている木材(芯持ち材)の化粧面以外の一面に、直径の約1/2程度の深さの鋸目(鋸で引いた溝)=「背割り」を入れることです。 背割りを入れずにヒノキやスギなどの木材を乾燥処理すると、表面に木の縮小によってひび割れが生じることが多くなります。木材の化粧用に用いたい面を大事にしたい場合、乾燥前にあらかじめ「背割り」を入れることで、乾燥による材の縮小で起こる「ひび割れ=干割れ」を防ぐことができます。同時に芯まで効率的に乾燥を促進する効果もあります。
シックハウス症候群
シックハウス症候群とは、科学物質過敏症の一つで、めまい、吐き気、頭痛などの症状を起こすことを言います。 建材や家具、日用品などから発散するホルムアルデヒドやVOC(トルエン、キシレンその他)などの揮発性の有機化合物と考えられています。 住宅の高気密・高断熱化が進み、新建材と呼ばれる化学物質を含有した建材を多く用いたことにより、室内空気が化学物質などに汚染され、そこに住む人々の健康を害するという人災とも呼べる病です。
人造大理石
人造大理石とは、人工的に作られた大理石調の素材のことを言います。天然石よりも安く、品質の安定性もあるので多くのシステムキッチンなどのカウンターに使われています。
竿縁(さおぶち)天井
竿縁天井とは、 天井板を竿縁と呼ばれる細い仕上げ材にのせて天井を張るやり方です。 竿縁は天井板を支える役目だけでなく、化粧材としての役割も果たしている機能的で美しい天井です。
袖壁
袖壁とは、玄関横などに設けられた、建物から少し外に突き出した短い壁のことを言います。室内でも間仕切りの補助のように少し出っ張った壁を作る場合もあります。 一般的にその幅はそれほど大きくなく、構造上の目的を持つ以外に、目隠し、防火、そして防音などを目的としているものも多くあります。その他、床の間の前面などに用いられることも有ります。
前のページ 1  2  3  4  5  6  7  8