大工村

家作り用語集

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数寄屋造り(すきやづくり)
数奇屋とは基本的に庭園の中に独立して建てた茶室のことを指し、数奇屋造りとは、茶室風の建築のことを言います。茶室建築の意匠を取り入れ、安土桃山時代から江戸時代にかけて完成されました。 平安時代の寝殿造りから、鎌倉時代の武家造り、書院造り、のちに茶室が加わり数寄屋造りへと日本の伝統建築は変化してきたと考えられています。 書院造りでは格式が重んじられていましたが、数奇屋造りではその気品を保ちつつ、日常生活がしやすく、より生活感を重視した様式となっています。 現代では高級料亭や高級住宅に数寄屋造りの建築様式が取り入れられております。
サニタリー
サニタリーとは、浴室、トイレ、洗面など水まわりの設備のある部屋のことを言います。
ソーラーシステム
ソーラーシステムとは、太陽熱を冷暖房や給湯に利用するシステムのことを言います。具体的には屋根にソーラー発電システムを設置し、太陽の光エネルギーを電気エネルギーに変えます。そして、発電された直流電気をパワーコンディショナで交流電気に変換し、冷暖房や給湯に使用します。 ソーラーシステムには、パッシブソーラーシステムとアクティブソーラーシステムがあります。パッシブソーラーシステムとは、人工的な装置を用いずに蓄熱や空気の自然循環などを利用したものを言います。アクティブソーラーシステムとは、太陽熱温水器などの比較的大きな装置を利用したものを言います。
ジャロジー
ジャロジーとは、細長いガラスを羽目板状に並べて作った可動式の窓のことを言います。
筋交い
筋交いとは、軸組構造住宅で柱と柱の間に対角線に取りつけられる補強材のことを言います。住宅は地震や台風などの際に横から揺れにさらされます。筋交いを取りつけることでねじれを防ぎ、横からからの衝撃に対して補強をします。木造軸組構法では縦の柱と横の梁が基本的な骨組みとなりますが、それだけでは強度が十分ではないため、斜めに筋交いを入れたり、通し貫をいれることで強度を確保します。 筋交いは木造軸組住宅において耐震性能を向上させるとても重要な補強材です。現在の筋交いを取りつける場合は筋交い金物(プレート)を使用して筋交いと柱をしっかりと固定します。 筋交いが取りつける箇所は耐力壁と呼ばれ、片側方向のみに筋交いを取りつける『片筋交い』とたすき状に掛ける『たすき掛け』と呼ばれる2種類の組み方があります。
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