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「ノリさん、教えて!」Q&A~同じ種類の木でも産地によって何か違うんですか?~

ようこそ、大工村へ!
大工村では、木工の体験や木と触れ合えるイベントを通して、「」の性質温かみ心地よさをお伝えしています。
今回は、木に関する質問を村長のノリさんに答えてもらいます!

Q.同じ種類の木でも産地によって何か違うんですか?
A. 産地により、性質の違いがあります。
同じ種類の木でも、寒冷地で育ったものは太くなるスピードがゆっくりなので密度の濃い堅い木になり、逆に温暖地で育ったものは密度の薄い柔らかい木になる性質があります。

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気候条件や地形などによってより堅くなる・柔らかくなるなど、木の強さA品~D品とランク付けされますが、「堅い木」と「柔らかい木」に優劣の概念はありません
適材適所」という言葉があるように、家のどの場所にどういった木を用いるのかを考えることが木を使った家作り、つまり「木配り」です。
言い換えると家の全てに堅い木やA品を使用したからといって、最上級の家ができるわけではないんです。

実際はA品より低いランクの材木はお客様に選ばれにくく、売り手がB~D品を売ることができずに山の保全に支障をきたしています。(詳しくは9/20の投稿「山を守る人々」https://daikumura.com/blog/hitorigoto/2016/09/post-907.htmlをご覧ください)

地元の林業を守るためにも、木を適材適所で使った家づくりができること、ぜひ覚えておいてくださいね。