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【だいくまんプロジェクト】モノを届けるだけでは終わらない。技術を届ける災害支援

こんにちは
いつも大工村の発信をご覧いただきありがとうございます。
『こども達のキラキラした笑顔をつくる!!』でおなじみ、NPO法人大工村です。

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千葉の水害被災地に向けて、当グループでは機器の発送準備とともに、技術顧問である中谷先生による現地での技術支援の調整を進めています。前回は準備の様子についてお伝えしましたが、私たちの支援は「道具を届けて終わり」ではありません。本当に大切なのは、「その現場に合った正しい技術と知識を届け、正しく復旧させること」です。

 

なぜ「現場に技術が入る」ことが必要なのか?
水害に遭った直後、多くの方はパニックになり「早く濡れた床を剥がさなければ」「カビが生える前に壊さなければ」と焦ってしまいがちです。

しかし、適切な知見を持つ専門家(中谷先生など)が現地に入ると、家屋の構造や浸水状況を科学的に見極め、「壊さずに、乾燥させて家を守る」という選択肢を提示できます。

実際に、中谷先生らの技術支援を受けて床下乾燥に取り組んだ地域(鹿児島県霧島市など)では、機器による継続的な乾燥を行うことで、1年が経過しても深刻なカビ被害を出さず、住み慣れた家を壊さずに守ることができたという実績があります。

ただモノを送りつけるのではなく、
「どう使えば建物が一番傷まないか」
「どうすれば住む人の健康と暮らしを守れるか」
という「技術」を現地へ届けること。これこそが、私たちが目指す災害支援のかたちです。

 

「壊す復旧」から「守る復旧」へ。地域に暮らす私たちが考えるべきこと
ここで、皆さんに少し考えてみてほしい課題があります。

もし自分の街で水害が起きたとき、誰が自分の家を正しく見極め、正しく乾かしてくれるでしょうか?実は、床下浸水などの被害は公的な手厚い支援が届きにくいケースも多く、正しい知識がないまま「急いで床を壊してしまい、かえって復旧費用が跳ね上がってしまった」というお話も少なくありません。

「いざという時、自分の家や地域を守る専門的な技術(大工や建築の知見)があるか?」

「モノ(道具)だけでなく、それを正しく使うノウハウが地域に備わっているか?」

災害が多様化する今の時代、「丈夫な家を建てること」はもちろん大切です。しかしそれと同じくらい、「傷ついた家を正しく直せる技術が、自分の暮らす街にあるかどうか」が、これからの安心な暮らしを左右します。

 

大工村として、私たちができること
私たちは地域の大工さん、工務店といった「建築のプロ」が集まるグループです。
だからこそ、平時から中谷先生のような専門家と連携し、正しい乾燥技術や機材を蓄え、いざという時には技術ごと現地をサポートできる体制を整えています。「誰かが困った時に、大工さんや建築の技術がすぐに駆けつけられる街づくり」。
それもまた、私たちが考える「本当に強い家づくり・街づくり」の姿です。

家を建てる時は、ぜひ「この街にどんな技術者がいて、どう地域を守ろうとしているのか」にも、少しだけ目を向けてみてください。

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