大工村

大工村公式ブログ

だいくまんプロジェクトの記事

【だいくまんプロジェクト】WEB会議で地域連携を進めています!

こんにちは

いつも大工村の発信をご覧いただきありがとうございます。

『こども達のキラキラした笑顔をつくる!!』でおなじみ、NPO法人大工村です。

 

NPO法人大工村サイトはこちら♪

http://www.npodaikumura.com/

 

だいくまんプロジェクトのサイトはこちら♪

https://daikuman.com/

 

前回は、水害被害の復旧活動のための助成金活用のご報告をさせていただきました。現場で作業にあたること以外にも、だいくまんプロジェクトは日常からできることをコツコツと進めています。その一つが、復旧活動の実働を一緒に担っていただく社会福祉協議会の方との交流です。

 

現在、もしも次に災害が発生したらという危機意識の共有とともに、現場での動きのシミュレーションなど、体験者だから分かち合える内容を中心に、鹿児島県霧島市(小浜ビレッジ)と静岡県菊川市の社会福祉協議会のみなさん(https://kiku-syakyou.or.jp/business/disaster/)でWEB会議を計画をしています。(会議は来年早々に行う予定)

 

33604941_s.jpg

 

会議では、お互いの復旧支援活動の報告会という位置付けとし、不幸にも復旧活動をすることになった我々静岡県西部の社会福祉協議会の方と「発災(被害が発生すること)後の動きをどうするか?」というリアルな投げかけへのやりとりに時間を割きたいと思っています。その中でも会議で意見交換したいテーマがマニュアルの必要性です。只今、私たちはマニュアル作りに着手しておりこの年末年始にかけてまとめていく予定です。

 

現在大工村のだいくまんプロジェクトは大学教授である中谷先生に技術顧問として連携していただき、まずは水害復旧の活動を中心に進めています。災害の被害普及に携わると、水害、地震などそれぞれに対応の仕方の違いがあり、大変奥深いものと感じています。

 

自然や人間と向き合う取り組みは、常に尊さを感じつつ、意識には真剣さが必要ではないかと痛感することばかりです。安全な暮らしのありがたさを感じながら、「発災(被害が発生すること)後の動きをどうするか?」という危機意識を他の地域の方と共有しながら、学びを深めていく活動へとつなげていきたいと思います。

 

【だいくまんプロジェクト】助成金による災害支援活動のご報告

こんにちは

いつも大工村の発信をご覧いただきありがとうございます。

『こども達のキラキラした笑顔をつくる!!』でおなじみ、NPO法人大工村です。

 

NPO法人大工村サイトはこちら♪

http://www.npodaikumura.com/

 

だいくまんプロジェクトのサイトはこちら♪

https://daikuman.com/

 

地元地域の災害復旧のため、ボランティア活動を行っている大工村のだいくまんプロジェクト。今年の水害被害での復旧活動においては、日本財団が交付する助成金を活用しました。https://www.nippon-foundation.or.jp/現在、大工村では交付申請のための報告資料を準備しているところになります。

 

助成金の交付金額は100万円。用途は、水害復旧時に各家庭の床下を乾かす際に使用するダクトファンなどの購入に活用させていただきました。このように、実際の現場で活かされる資材の購入ができたのも、大工村の技術顧問である中谷先生の指導の元、水害での被害状況の実態やその復旧に効果的なやり方を理論や経験に基づいて勉強を繰り返してきたからだと思います。

 

ダクトファンそのものは比較的手に入れやすい金額ではありますが、いざ被害が発生した時には1、2台といった数では間に合いません。そのため、今回助成金を利用して50台以上の購入ができ、今後の活動への備えにすることができたことは、関係者一同大きな安心材料となったと感じています。

 

2512 2 ファン f4266351-2476-4be7-b09e-fa9b4bce2267.jpeg

▲ダクトファン

 

a740b52f-0858-4576-acae-566f55e1e0fd.jpeg

▲ダクトファンを始め、さまざまな災害支援品を保管しています。

 

こうした助成金の申請についても、専門家である中谷先生からの情報提供をきっかけに迅速に手続きを進めることができました。今後も技術指導の一貫として、水害復旧面においては実践を通じて学ぶことや新たな情報を入手することを通常の活動とし、さらに地域ごとの社会福祉協議会のみなさなと連携をはかっていきたいと思います。

 

大工村のだいくまんプロジェクトは、引き続き安全安心の暮らしづくりをサポートしてまいります。みなさまのご理解とご協力をよろしくお願いします。

 

秋祭りの様子から考える、災害時のトイレの備えについて

こんにちは
いつも大工村の発信をご覧いただきありがとうございます。
『こども達のキラキラした笑顔をつくる!!』でおなじみ、NPO法人大工村です。

NPO法人大工村サイトはこちら♪
http://www.npodaikumura.com/

だいくまんプロジェクトのサイトはこちら♪
https://daikuman.com/

長く感じた夏がやっと終わり、日中も過ごしやすくなってきました。10月は秋祭りの催しが増えてきます。皆さんの地元でも開催されることと思います。遊びに行く方や運営を手伝う方など、近くに住んでいても普段は見かけない方と会う機会にもなる秋祭り。地域コミュニティづくりにも有効な行事かもしれませんね。

実は今回お伝えしたいのは、お祭りの時のトイレ問題!これが災害時の状況とちょうど重なる状況と考えられます。お祭りが行われるのは、みなさんのお近くの公会堂ですね。そこへ町民が集まり、トイレ利用で行列ができることもしばしばあるでしょう。もし、そこが災害時の避難所となったことを想像すると、同じことが起きるということが言えます。

先日視察で出かけたぼうさいこくたいでは写真のようなトイレ設備が紹介されていました。数百人規模が利用する想定で、およそ2~3日程度使える容量が備わっているそうです。こちらを利用しても、災害時にはトイレ利用を待たなければいけないでしょう。気持ちにゆとりがない時の待ち時間は、どんな人にとっても良いものではありません。避難所があるから大丈夫ではない!ことも知っていただきたいと思います。

2510 ぼうさいこくたい トイレ.jpeg

特にトイレは、年齢によるものや男女差があります。プライバシーの守り方についても個人によって感覚が違い、便秘になって体調を崩すかたもおられます。仮に地面に穴を掘ってトイレをしよう!と思っても道具が必要です。どうぞ、今からでもご自分にあったトイレを見つけて、準備していただくと良いと思います。

大工村では、災害時にも安心して住めるよう、自宅が避難所になる家を作る技術を持った工務店が揃っています。さらに、リフォームも得意なメンバーばかりです。気の合う工務店探しは今からでも遅くないです。ぜひ大工村のサイトでチェックしてお問い合わせしてみてくださいね。

◯大工村サイト 匠一覧(大工村メンバーの一覧ページです)
https://daikumura.com/masters/

【だいくまんプロジェクト】9/27 水害対策セミナー開催のお知らせ

こんにちは

いつも大工村の発信をご覧いただきありがとうございます。

『こども達のキラキラした笑顔をつくる!!』でおなじみ、NPO法人大工村です。

 

NPO法人大工村サイトはこちら♪

http://www.npodaikumura.com/

 

だいくまんプロジェクトのサイトはこちら♪

https://daikuman.com/

 

2509 水害セミナー.jpeg

 

8月の船明地区の大雨による被害を支援し、その後も継続して課題に取り組むだいくまんプロジェクト!9月は先日開催された水害対策セミナーの2回目が実施されます。今回は災害が起きるメカニズムとして水害にフォーカスし、山に出かける企画です!

 

実際の山の状態は、木が切り倒されただけで 搬出されない丸太がゴロゴロしています。そんな山に大雨が降ると、川岸に根っこがむき出しになった様な木が流れ込む。本来山の地面は木の根っこが地中に伸びていることで雨が降っても安全な状態を保つことができていました。しかし、現状は根っこも一緒に木が倒れ、地盤が弱くなった山の地面の土が、転がっている丸太とともに川に流れ込む。そうやって流された丸太がダムを作り、川が堰き止められる。それが決壊した時に一気に増水し下流の土手を壊して水害が起こります。こういった水害が発生する根本的なしくみの理解を今回は共有できることを期待しています。

 

今回のセミナーでは、山に入り実際の姿を見ながら、小枝を拾って燃料にし、食事も作ります!災害支援で協力し合う社会福祉協議会の方もご参加いただけるため、同じ釜のメシを食べて、今後の連携の強化に役立てる時間になればと思っています。

 

今私たちは「森林税」を支払って生活しています。水害は川の整備だけでなく、山にもお金が行き届き健全な姿になって欲しいですね。長年大きな問題が解決されない山ではありますが、関心を持っていただく方が1人でも増えることを願っています。セミナーへのご参加はお気軽に大工村までお問い合わせください。開催後のレポートのお楽しみに♪

【災害支援活動報告】令和7年8月16日船明地区大雨被害について

こんにちは

いつも大工村の発信をご覧いただきありがとうございます。

『こども達のキラキラした笑顔をつくる!!』でおなじみ、NPO法人大工村です。

 

NPO法人大工村サイトはこちら♪

http://www.npodaikumura.com/

 

だいくまんプロジェクトのサイトはこちら♪

https://daikuman.com/

 

先日、8月16日(土)に起こった天竜区船明地区の大雨において、被災されたみなさまには心からお見舞い申し上げます。現在も不便な生活を送られている方には、1日でも早く安心した生活が送れるよう私たちもお力になりたいと思っています。

 

そこで、今回は、だいくまんプロジェクトとして船明地区の大雨被害へのご支援を行いました。その活動内容を時系列でご報告いたします。

 

2509 3.png

 

◆被害発生と状況、具体的な支援内容

令和7年8月16日(土)、船明地区では床上浸水:約7件、床下浸水:約50件が発生しました。大工村では情報提供と機材(ダクトファン)の貸し出しと人員提供によって復旧をご支援いたしました。

 

◆8月17日(日)

朝・社会福祉協議会(社協)がミーティングを行い、今後の対応を協議。

午後・大工村からダクトファンとマニュアルを提供。社協はボランティア団体とともに、被害地域の全戸へ連絡先が記載された紙をポスティングし、連絡のあったお宅を訪問・対応。

 

◆8月18日(月)

床上浸水したお宅で希望の方へダクトファンを設置し、風の流れを確認していただきました。

 

以上、今回の対応は、この二日間で実施しました。

 

◆対応を通じて感じたこと

今回被害が発生したエリアは過去にも水害を繰り返している地域とのことで、住民の方々は復旧方法にある程度慣れている様子でした。一軒一軒の住人の方を把握したことで、高齢者が多い実態が分かり、機械操作のダクトファンを扱う時に操作の一助をどこまでお願いできるかという不安を感じました。浸水被害への対処は48時間を過ぎたあたりからカビが発生し始めるため時間が限られます。その中で、社協や大工村の関係者の連携をよりよくするための関係作りに取り組む必要性を感じました。

 

現実となった災害支援活動によって準備してきたことの確認と今後の課題がつかめました。だいくまんプロジェクトは今後も続きます!どうぞ応援よろしくお願いします。

 

1  2  3  4  5