ようこそ、大工村へ!村長のノリです。
今回は、大工村エッセイ「ノリさん、ベトナムへ行く」(https://daikumura.com/blog/hitorigoto/2017/01/post-926.html)の第二弾をお送りしたいと思います!
16年前にバックパッカーとして訪れたベトナムは、今と変わらず活気がありました。その一方で、ビジネスの才能があっても境遇によってその土俵に立てない、才能を開花させられないという背景があったと思います。
今回訪れて、当時といちばん大きく変わった!と感じたのは、街を歩く人々や路上で物売りをしている人、みんなが"スマホ"を持っているということ。
その光景を見て、スマートフォンの普及が境遇の違いという壁を取り払おうとしているのではないか、と気付かされました。
広い世界を知り、自分の才能を活用できる場所が皆に与えられた。低賃金で、高い能力を発揮する人がどんどんビジネス業界に台頭し始め、日本人だというだけでは選ばれない時がくるのかもしれない......。
そんな時代が到来するとすれば、子どもたちには自分の生き方をしっかりと考える機会を与えてあげなくてはいけないと思います。成り行きや曖昧なイメージで未来を決めず、「何を幸せと感じるか」「何を仕事にするか」を探すきっかけになる"経験の場"。それを与えてあげるのが私たち大人の役割なんじゃないかと思うんです。
子どもたちが仕事を体験してみることで、将来を考える"きっかけ"になるよう願って始めたのが、大工村が定期開催している「こども工務店」です。
子どもだって「百聞は一見に如かず」。やってみないと「やりたい職業」なのか「興味のなない職業」なのかは判断できません。
いつか子ども達がビジネスの世界で戦う時のために、幸せに生きていく力をつけてもらいたいと、改めて強く思いました。