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大工村エッセイ 「ノリさん、ベトナムへ行く」その①

ようこそ、大工村へ!村長のノリです。
突然ですが、皆さんはベトナムに行かれたことはありますか?

ベトナムは国民の平均年齢が28歳と非常に若く、中国やタイを凌いで、世界で最も経済成長を注目されている国とも言われています。
私は本業となる材木屋、そして大工村の理事(村長)として、昨年10月にベトナムに渡って材木の流通について学んできました!

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ベトナムで学んできたことは、「リスク分散」が適正な取引に必須だということ。
皆さん、ここでちょっと想像力を働かせてください。
世界中からベトナムに仕入れられた丸太が、木材加工工場に運ばれて床板や羽目板に加工され、それが検品を通ってコンテナに積まれ、船に乗って日本へ。港に着くとまた別のコンテナに移され、トラックに載せられて自分たちの手元へたどり着く......。
海外から仕入れる材木は、こんな風にたくさんの人の手を渡って私たちの元へ届くのです。

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商社の人々はこの長い長い工程の間に起こりうる、傷や運賃、為替の変動などの様々なリスクを抱えた上で取引をしています。こういった隠れたリスクを知った上で価格交渉や交渉のタイミングを計ることで、適正な商品適正な価格で仕入れることができるわけです。

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私が前回ベトナムを訪れたのは、17年ほど前にさかのぼります。
バックパッカーとして訪れたその土地は、今の様子とは全く違っていました。
「ノリさん、ベトナムへ行く」。次回は、ベトナムの変化から感じたこと、日本の子どもたちにしてあげられることについて、お話したいと思います。
ぜひお楽しみに!