9月3日(土)に、大工村主催の「カホンプロジェクト浜松」がイオンモール浜松市野店1階のシフォニーコートで開催されました。多くの子供たちとお父さん、お母さんが地元の木材・天竜材を使った打楽器のカホン作りに夢中となって大盛況。さらにイラストや似顔絵のサービス、また参加型の音楽演奏と内容盛り沢山で笑顔がいっぱいのイベント当日の模様をお届けします。
スペイン語で「箱」を意味する打楽器・カホン作りの概要を大工村のスタッフの皆さんが説明。興味津々の子供たちと、真剣な眼差しで話を聞く、お父さん、お母さん。みんなで材料の確認をしてから、カホン作りへと入っていきます。
最初は、恐る恐る使っていた工具にも慣れてきた子供たち。また自分も子供に戻ったように無邪気にモノ作りに夢中となるお父さん、お母さんの顔も印象的。お母さんが木材を抑えて、女の子がネジを締めたり、お父さんが穴を開けているのを横から、のぞき込んで確認したりしている男の子も。
分からない所は、大工村のスタッフの皆さんのアドバイスや手助けがあり、心強いバックアップ体制が整っていました。作業の指示を出すのが、お子さんだったり、お父さんだったり、お母さんだったりと、その場その場で、リーダーがコロコロと代わる微笑ましい場面も。
参加者には事前に今回のイベントを知り、カホン作りの予約をして来た方から、イオンモールでの買い物の途中に、たまたま通りかかって参加した方まで様々。会場がイオンモールのシンフォニーコートということで、立ち止まって興味を惹かれる方々も多くいました。
カホン作りの他にも、地元企業の鈴木楽器さんのご協力により、バードコール、スライドホイッスル、タンブリン、鳴子といった手作り楽器キットも用意され、子供たちからお父さん、お母さん、そして、おじいちゃん、おばあちゃんまで、幅広い年齢層のみなさんが、それぞれ興味を持った楽器を作っていました。
定規を片手に一生懸命、長さや位置を測っている男の子や電動ドライバーを扱う女の子などなど、家族で協力しながら、着実にカホン作りが進んでいきました。多少、ネジの位置がズレたり、斜めになってしまっても、その辺りはご愛嬌。手作り感が増して、世界で一つだけ、自分たちの手掛けたカホンが完成。
完成後の仕上げには、地元の似顔絵アイテム専門店・石津デザインスタジオを経営するイラストレーター・石津公稔(いしづ きみとし)さんによって、参加者の似顔絵や希望するイラストをカホンへ描いてもらえるサービスも。
お子さんも、お父さんも、お母さんも、みんなが大喜び。完全にオリジナルのカホンが完成です。
参加者全員で記念撮影をした後には、会場に設置されたステージで、斉藤珠希さん、鈴木実果さん、松永智里さんの三人のプロ演奏家グループ・Ensemble group PALLETEによるマリンバ、ピアノ、カホンの演奏が披露。
クラシックの名曲「チャルダッシュ」、サザエさんやアンパンマンといった「アニメメドレー」、ディズニー映画で話題となった「Let it go」など素敵な楽曲が演奏されました。
THE BOOMの「風になりたい」では、カホンを始めとする手作り楽器の参加者も一緒になって演奏を楽しみ、会場がひとつに。
自然と手拍子も生まれ、吹き抜けのシンフォニーコートの2階部分にも、足を止めて演奏を楽しむ方々が多く集まっていました。
ご家族で一緒に協力して地元の木材・天竜材を使ったカホン作り。イラストや似顔絵が描かれた世界にひとつだけの手作りカホンと共に記念撮影と合奏。思い出いっぱいの休日が過ごせた皆さんの顔には、満足感が表れていました。
今後も浜松で大工・工務店を支援しているNPO法人「大工村」が主催するお子さんやご家族一緒に参加できるイベントから目が離せません。
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