さて、11月は遠州地域での大工村運営のこども工務店はお休みですが、躯体(上棟で組み上げる木材)が富士の街に出張し、お子さんたちのイベントに協力させていただきました。今回はその様子を運営されたご担当者の方にお聞きしました♪
インタビューにご協力いただいたのは、静岡大工育成プロジェクトの事務局さん。
事務局さんもやはり木が大好きで、今は将来の大工さんの担い手を育成するために日々お仕事されているとのことです!
では、早速お話を聞いてみましょう。
Q.大工体験のイベントが富士市で実施されたとお聞きしました。経緯や内容を教えてください!
A.富士市キャリアデザイン室が運営する「fきゃる」を通じて、実施が企画されました。
fきゃるでは、お子さんたちに向けた職業体験の場を提供しています。
そちらへ我々が静岡県で大工育成をやっていることを掲載していただいたところ、大工仕事体験へのオファーがあり実現したんです。
(他には、美容師、ペットショップ、サッカー監督、エステの募集がありました)
募集では、小学校4年生の生徒さん16名が集まりました。
こちらへ地元の工務店を営む大工さんや私も加わり、総勢20名を超えるメンバーで大工道具の使い方の体験や、木材の部位の名前を知ってもらいながら作業しました。
Q.初めての大工仕事体験にお子さんたちの様子はいかがでしたか?
A.お子さん2人に大人1名が付く体制で、きちんと役割分担ができていてスムーズだったと思います。実際の上棟作業については、授業1コマ50分で8割の完成度の様子に「もう少しだったね」との声が聞こえて、想像以上の子どもたちの意欲を感じました。
終礼まできちんと行い、あるお子さんからは「手順の大事さが重要とわかった」とのコメントを聞いて、大人顔負けだなーと、ドキっとしました(笑)。
Q.最後に事務局さんとしての感想をお願いします!
A.私もお子さんたちと同じくらい、楽しませてもらいました!
後日お子さんから手紙をいただき、それがすごく嬉しかったです。
もしも他の地域で大工仕事体験をやってみたい、という方がいたら大工村へ相談するといいと思います。材料は全てキットになっていて資料も完備。お子さんを見守って、大人もモノづくりを体験できるダイナミックなイベントでいいですね。
事務局さん、いいお話をいたただいてありがとうございました!