大工村

家作り用語集

内装・間取り・用語の記事

輻射熱
輻射熱とは、物体から発生した熱エネルギーが空間を通過して物体に当たり吸収され、再び熱に変わる伝搬現象のことです。 床暖房は、輻射熱と伝導熱を利用したものです。床暖房の床から出る熱は輻射熱で、この輻射熱は空気を暖めず、壁や天井に吸収され、壁や天井の表面温度を上げます。そして、壁や天井から再び室内に輻射熱を放射し暖房効果をもたらしています。
格(ごう)天井
格天井とは、木材を使って格子を組み、格子の間に1枚1枚正方形の仕上げ板を張った伝統的な天井様式です。格式の高い天井様式で、寺院・神社・お城などの天井に多く使われています。住宅に使われることも多くなり、使われる場所は和室・玄関・玄関ホール・廊下など多岐にわたります。
床の間
床の間とは、座敷の上座に取り付けられた、一段高い床のことです。和室の広さ用途によりしつらえが異なりますが、床は床畳か床板を用い、床柱、床框(とこかまち)、落とし掛けなどで構成されます。基本的には東又は南向きとなります。床の間は、和室の象徴として大切にされており、和室の構成上、伝統的な法則があり、格式が重要視されています。 一般的には平安時代の置畳より始まり、鎌倉・室町時代頃から形成され通常の床面よりも一段高い上段などを総称して言われるようになりました。これを原型として、座敷飾りとしての床の間が発展してきたと言われています。
琉球畳
琉球畳とは、本来は、沖縄産のピーグ表(琉球表)を使って作る畳のことです。 しかし、現在では、殆どの琉球畳が縁を付けない加工方法(縁無し畳)で仕上げられていることから、縁無し畳の事を琉球畳と呼びます。縦と横のサイズが同じ正方形の畳が琉球畳です。
踊り場
踊り場とは階段の途中の小さなスペースのことです。休憩や転倒防止のために設けられます。階段の方向を変える場合にも設けることがあります。
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