大工村

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被災した時、あなたのペットどうしますか?

ようこそ大工村へ!

前回の投稿(https://daikumura.com/blog/hitorigoto/2017/06/post-955.html)でも、被災した時のことを考えてペットをしつけておく重要性をお伝えしました。
人が来た時に吠えてくれる番犬としての役目から、家族の一員としての癒しの役目を持つようになり、ペットとのつきあい方も変わってきました。

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ペットを飼っている方は、被災した際、ペットをどうするかという問題は切実です。
東日本大震災や、熊本地震で、ペット連れの被災者が、避難所での他者への迷惑を考え、車で寝起きをしていた様子は、ニュース等で見られたことがあるでしょう。
車での生活が長引き、エコノミー症候群にかかってしまったり、それが原因で亡くなった方もいらっしゃいます。

被災した時に、まず排除されるのはペットなどの動物。
次に、ペットと離れられない飼い主が排除されていきます。
大事なペットですから、被災した場合のこともしっかりと考えて、ペットのための水やえさ、けがをしないためのペット用のくつ、ペットを運べるキャリーバッグなどを用意しましょう。
あらかじめ、ペットと住める離れなどの独立した場所をつくっておくこともいいですね。


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日本人はまだまだペットのしつけに慣れているとはいえません。
古くからペットと上手に共存している外国を見習い、ペットのしつけに取り組んでいきたいものです。

大工村エッセイ ~大工村この8年を振り返って~

ようこそ、大工村へ!村長のノリです。

大工村は、遠州地域の大工・工務店さんが集まる団体です。
なかなか知られていない地域の素晴らしい大工さんや工務店さんを、お施主様に紹介したいと思って立ち上げました。
大工村には入会基準があり、それをクリアした『地元でも人気の大工さんや工務店さんのみ』が登録しています。2008年3月にスタートし、丸8年がたちました。

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何事もそうですが、一年や二年で存在や活動が知られるはずはありません。
しかし、早く軌道に乗せたいとあせったこともあります。
苦しいことがなかったといえばうそになります。

しかし、8年たった今、問い合わせが多くなったなあ......と、しみじみと思います。

メンバーの大工さんからも、大工村つながりで今度家を建てることになったんだよ、と言われたり。
通りがかりの人から、こども上棟式をやっているところだよね、などと、声をかけていただいたり。


こども工務店イザカエルキャラバンTOUKAI-0ペット防災など、NPO団体としてもイベントをたくさん開催させていただいたことも大きく影響しているでしょう。
継続してコツコツやってきたことで、やっとここまでこれたのだなと思います。

でも、まだまだ、これからです。

大工村のメンバーにはすばらしい匠たちがたくさんいます。
https://daikumura.com/masters/

匠たちとともに、大工のよさ、木の家作りのよさをもっともっと、広めていきますので、応援よろしくお願いします。



ノリさん教えて! ~次々と問い合わせをするのはダメですか?~

ようこそ、大工村へ!村長のノリです。
今回はよくある質問にお答えしますね。

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Q 工務店や住宅会社で気になるところがたくさんあります。納得するまで何社も問い合わせるのはいけないことですか。

 いいえ。どんどん問い合わせてくださってOKですよ。
今の時代は、自分で積極的に調べて、比較をし、絞り込んで、最終的にまた詳しく調べてから決める方がほとんどです。
私たち大工村にも、実際に、多くの方が気軽にお問い合わせをされています。

問い合わせをして、見学をして、決めなかったら申し訳ない、などと遠慮をして、情報を少なくしてしまうのは、もったいない!
自分と合わなければ、次に行っていただいて構わないんです。

大工村メンバーは、現在、25社
エリアも、仲間も、どんどん広がっています。
キラキラした子どもたちの笑顔をつくること。防災に強い家づくり、町づくりに貢献すること。
この共通した理念でメンバーたちは仕事をしています。
ぜひ、遠慮せず、どんどん声をかけてください。
電話は勇気がいる...と思ったら、イベントもたくさんやっていますから、参加して、顔を見て、声をかけてくださいね!
私たちは声をかけてもらうことがとてもうれしいんです。

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DIY-studio、毎月第2土曜には必ずオープンします!

ようこそ、大工村へ!

みなさんは最近、木を触っていますか?
のこぎりで木を切ったり、ボンドで木と木をぴたっと貼り合わせたり...。
大人になるとなかなかそういう機会も少なくなります。
最近はお子さんにも、木と触れ合う機会がなくなっているのではないでしょうか?


大工村では、毎月第2土曜日DIY-studioにて『材木屋ツアーズ』というものを開催しています。
材木屋カワイの見学と木の知識のご紹介→「大工村」で、大工さんたちの作業を見学→DIY-studioに戻ってお好きな木工工作体験、という流れ。
実際に触れて、やってみて、木のよさを実感していただけたらと思います。

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DIY-studioは多目的レンタルスペース。
自分の手でモノ作りを楽しむ人たちが、誰にも気がねせず自由に使える配慮をして作られています。このたびDIY-studioはリニューアルをしました!
ますますおしゃれになりましたので、ぜひご利用くさい。http://www.kk-kawai.com/diy.html



●次回『大工村 材木屋ツアーズ』

日時:9月9日(土) 8:00~11:30(開始時間の10分前に集合)
集合場所:DIY-studio(磐田市下野部285)
参加費:1家族500円(500円クーポンを引き換えにお渡ししますので、木工工作キットの購入にお使いください)

お問い合わせ・お申し込みは NPO法人大工村 0539(62)9010 または info@daikumura.com

大工村エッセイ ~ホタルから想う木の大切さ~

ようこそ、大工村へ! 村長のノリです。
最近では、わざわざ出かけていかなくては見ることができなくなってしまった「ホタル」。
ここ豊岡では、ホタルはまだまだ、近くで見ることができます


今日は終戦の日。ホタルといえば、アニメ映画『火垂るの墓』は観ましたか?
戦争によって消えて行く子どもの命と、ホタルの光のはかなさ...。
何度観ても、私はぼろぼろ泣いてしまいます。


ホタルがいる田舎には、必ず森があります、木があります。
その木は、人が一生懸命に育ててきた木なんです。

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戦後の復興資材を確保するために大規模な森林伐採が行われ、その後、荒廃した山を緑化するために、植林が進められます。
昭和30年代以降は、高度経済成長のもとで、建築用材に適し、成長も早いスギが、もっとも多く植えられました。

それらのスギは、外国産の安い木材におされて、使われなくなっています。
伐ることさえできずに、伐採の適期をすでに超えてしまっている現状を、なんとかしなければなりません。

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そういった状況ももちろんありますが、私は、自分達と一緒に歴史を刻んだ材木で家を建てているということが、しぜんで、理想的だと思っています。

ですから、地元の天竜杉はもちろん、全国の優良な国産木材をたくさんご紹介しています。


地元の大工さんが、地元や国産の木材を使って、その土地に住む人の家を建てる――

大工村はそれを目指しているのです。


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ホタル
の住む山
について想いを馳せてみませんか。
DIY-studioでは、天竜の戦後の植林の映像をご覧いただけます。
ご希望の方は連絡してくださいね。



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