ようこそ、大工村へ!村長のノリです。
6月16日(金)、静岡県立農林大学校・林業学科の生徒さん10人が、材木利用の授業で、大工村を訪ねてくれました。
担任の先生が、生徒たちに建て前を見せてもらえるところを探していたところ、私たちNPO法人大工村を知って、こども工務店を体験させてほしいとお申し出をくださったんです。「建て前を見せてもらえればそれで充分だと思っていたのに、家が建つまでを自分達でやらせていただけるなんて、生徒たちにとっても、こんなにうれしいことはありません」と先生もとても楽しみにしてくれていました。
当日は、高校を出てまだ数カ月の、ういういしい一年生が10人。最近は、林業に携わっている家の子だけでなく、森林環境に興味を持つ子も多く入学されるそうです。卒業生の約8割が林業関係の仕事に就くそうで、大工村にとっても心強い若者たちです!
土台を据え、柱を立て、梁を組み、床を張って2階柱を立て、小屋梁を組む。棟木を組んで、上棟式へ。その後、解体まですべて、生徒さんが力を合わせて、てきぱきとやってくれましたよ。
生徒さんたちの感想は...
「ミニチュアとはいえ、家を一から建てていくのを体験させてもらえる機会はなかなかないので楽しかったです」
「木の構造を知ることができて勉強になりました」
「今回は数字が書いてあるのを組み立てていくので簡単でしたが、実際は何もないところから家を建てていくのだから難しいと思います。大工さんはすごいなと思いました」
「カチッと、隙間なく組み合わせられた時が気持ちよかったです」
「木材は一つ一つが違う部位で、それぞれに役割があるのだということがわかったので、自分の家を見る目も変わります。2階が出来上がった瞬間は、1階の土台が、基礎としてどれほど大事な役割をしているのかが実感できて感動でした」
うるうるしてしまう、うれしい言葉をありがとう。
大工村では今回のように、こども工務店を提供させていただくこともしています。ご興味のある方は、お気軽にご連絡ください!