ようこそ、大工村へ!先回( https://daikumura.com/blog/hitorigoto/2017/05/post-949.html )に引き続き、無垢材の3回目です。
無垢材の床材は、汚れや傷、日焼けから守るために、塗料でコーティングします。化粧の下地と同じで、塗料は地味ながらもとても大切。種類もいろいろあります。"スギに適した~""ヒノキ専用~"などとうたっている塗料や、万能塗料というのも出ています。
塗料には、最低限の性能基準というものがありません。私たち大工村は、無垢材の風合いを邪魔しないもの、そして、環境のことを考え、植物油を中心に作られた「自然塗料」をお勧めしています。自然塗料のメーカーとしては「リボス」「オスモ」「アウロ」などが有名です。
「リボス」は環境対策先進国ドイツのメーカー。自然成分の中にはアレルギー性や毒性を持つものもあるため、リボスではそうした成分を使っていません。なめても安全な油にこだわり、"自然素材塗料"ではなく"自然健康塗料"と名づけています。ドイツのエコテストでも上位の成績を誇っているのです。
こうした安全性のほかにも「耐久性」や「経年変化」もチェックしたい項目です。経年変化まで見せてくれるところは少ないかもしれませんが、「DIY-studio」の木塀(天竜杉の赤味)は、リボスの"タヤエクステリア"で白く塗ってあります(写真参照)。実際にどんな感じかを、来て確認していただくことができますので、お気軽にお越しください。