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大工道具シリーズ ~げんのう~

ようこそ大工村へ!

前回(https://daikumura.com/blog/hitorigoto/2017/06/post-955.html )に続き、大工道具のご紹介。

今回は「げんのう」です。

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釘を打つための鉄製の道具で、「とんかち」「かなづち」「ハンマー」とも言われています。

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「げんのう」は、かなづちの中でも、片方が平らで、もう片方がわずかに丸みがあるものをさします。へぇー、そんなふうになっていたっけ?と思う方もいらっしゃるでしょう。日常生活で、大工道具をじっくりと見ることはほとんどないでしょうが、ぜひこの機会に少しくわしく道具を知っていただければと思います。げんのうとは、漢字では「玄翁」。なんと、この道具を考え出したお坊さんのお名前だとも言われています!

げんのうの、平らな面では釘を打ち、丸みのある面では釘打ちの最後の仕上げのひと打ちに使います。なぜ最後の仕上げを丸みのある面でやるのかというと、表面に打ち跡が残らないようにするため。

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ハンマーが、打つだけでなく、抜く作業もできるのに比べて、げんのうは打つことに特化した道具なのです。打ち跡がつかないようにという、日本人の職人の細やかな気配りを感じませんか。

 

電動工具の普及で、現在の大工さんの間ではほとんど使われなくなってしまったげんのうですが、みなさんの周りで、げんのうにこだわっている大工さんがいるかもしれませんよ。

 

また、大工道具に興味のある方へお勧めしたいのが、神戸にある「竹中大工道具館」です。げんのうも、さまざまな種類がずらりと展示されていて、圧巻です。家族連れで楽しめるので、ぜひ行ってみてください。http://www.dougukan.jp/

大工村エッセイ ~断捨離のススメ②~

ようこそ、大工村へ!村長のノリです。

先回(https://daikumura.com/blog/hitorigoto/2017/05/post-951.html)に続き、住宅の断捨離についてお話させていただきます。

先回は、子どもが自立した後に家を売りたいと思っても、大きな家は売りづらいので、「減築(家を狭くし、効率のよい暮らしにシフトすること)」をしませんか、というご提案でした。

・住み慣れた家を離れる必要がない

・建て替えよりも安くすむ

・採光・痛風環境が改善できる

・メンテナンス費用や光熱費などが節約できる

などのメリットがあります。

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減築には一部解体で済む場合から、構造や基礎から変更しなければならない場合まで、ケースはさまざまです。また、耐震リフォームも耐震知識、家の基礎構造を熟知している専門家でなければ進められません。まずは、信用できる業者を探して、相談してみることから始めましょう。私たち大工村は誠意を持ってご相談に応じます!

 

減築と合わせて進めていただきたいのが「耐震リフォーム」です。新しい耐震基準が施行された1981年(昭和56年)より前の住宅は、阪神・淡路大震災でも、熊本地震でも、大きな被害が確認されています。ご自分の家が、古い基準で建てられている方は不安がおありでしょう。

耐震リフォームには自治体からの補助金が出ますので、みなさん、地元の役所に問い合わせてみてください。静岡県からは「TOUKAI-0(倒壊ゼロ)」の補助金が出ます(http://www.taishinnavi.pref.shizuoka.jp/toukai0/)。

 

減築は、耐震リフォームをする絶好の機会です。減築して不要になった土地を売却し、その金額を耐震リフォームにあてるということも、できます。

同じ紙で、大きいサイコロと小さいサイコロを作ったと想像してみてください。強いのはどちらでしょうか。そうです、小さいほうが強いのです。

無垢材のお話④ ~木の表情 その1~

ようこそ、大工村へ!先回( https://daikumura.com/blog/hitorigoto/2017/06/post-956.html)に引き続き、無垢材の4回目です。

無垢材の魅力は、その表情にもあります。人間と同じように、自然の中で育った木だからこその個性をいくつかご紹介します。みんな違うからこそ、選ぶ楽しさも二倍、三倍!愛着が持てる木がきっと見つかりますよ。
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★濃淡

淡かったり、濃かったり、赤みがかかっていたり、白っぽかったり...。木の濃淡には同じものはありません、同じ木でも違うんです。ですから、同じ木でも板状につなぐと、そこにも微妙な濃淡が現れ、豊かな表情がつくられます。

床材に使う場合など、面積が広くなればなるほどこの濃淡による印象が変わってくるので、施工事例などを見て雰囲気をつかむのもお勧めです。

 

★木目

木目とは、表面に現れる模様のこと。年輪や、水分などを吸い上げる導管などの並び方によって変わってきます。濃淡と同じで、同じ木でも同じ木目にはなりません。

切り出した丸太をどう切るか、によっても木目は違ってきます。年輪が並行な木目は「柾目(まさめ)」と呼ばれ、年輪が山形や筍形になるのを「板目」と呼ばれます。「柾目」は丸太から取れる量が限られるため、高価になりますが、木目がきれいに揃っているのは本当に美しいですね。

 

木の年輪の間隔は、「1/fゆらぎ」とも言われています!

「1/fゆらぎ」とは、自然界に存在する、一定のようでありながら不規則な"ゆらぎ"のことで、人間を心地よく、安らかな気持ちにさせてくれるのだそうです。ろうそくの炎の揺れ、小川のせせらぎの音、蛍の光り方、木漏れ日、心拍間隔などがあげられます。

木がやすらぎを与えるのも納得がいきますよね。そしてその木の年輪の間隔にも1/fゆらぎが存在するというわけです。

無垢材の表情のお話は、次回に続きます!

 

ICOI不動産 ~昭和レトロの夏まつり、やります!~

毎日暑いですね~。お元気ですか、ICOI不動産の松下です!

日ごろお世話になっている豊岡のみなさまへの感謝の気持ちを込めて――

7月22日(土)、「いこい屋台村 夏まつり」を開催します。

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テーマは――昭和レトロ!!!

映画『三丁目の夕日』のような、セピア色の、でもきらきら輝いていた昭和をイメージして。

バックミュージックには、あの頃のメロディ...懐かしい昭和のレコードをたくさん、流します!

ヨーヨーやスーパーボール、やきそば、やきとり、かき氷、からあげなどなど、お祭りの定番もいっぱい。

昔ながらの夏祭りを楽しんでください!

 

日時:2017年7月22日(土) 15:00~21:00

場所:DIY-studio(磐田市下野部285)*磐信豊岡支店前

参加費:無料

 

出不精なおじいちゃん、おばあちゃんでも、昭和がテーマなら、お孫さんと一緒に、思い切り楽しめるはず。ぜひ、おじいちゃん、おばあちゃんも誘って、みなさんでお越しください。

浴衣・甚平でご来場くださった60歳以上の方には、ちょっとしたサービスをさせていただきますよ!

 そして、夏祭りには欠かせない「花火」

●同時開催:お子様向けのはなび安全教室 20:00~21:00

消防署員の方に、花火の安全な楽しみ方を教えてもらいます。大工村村長のノリさんもお手伝いにかけつけてくれますよ!

みなさまのお越しをお待ちしています!

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七夕の木の短冊に込めた、森づくりへの思い

ようこそ、大工村へ!リポーターのIです。

7/1日(土)・2日(日)と、イオンモール市野で行った「木の短冊づくり&カホンプロジェクト」のイベント。二日間でのべ500人のお客様がご参加くださる盛況ぶりでした!

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特に、鉋(かんな)の薄削りを短冊にして七夕飾りを作るコーナーは、無料ということもあって、家族連れが途切れることがなく、賑やかでした。

薄削りにどうやって願い事を書くのかな?と思っていたのですが、まずは木片に願い事を書き、それを大工村の職人さんが鉋で薄く削ってくれるという、想像とは反対の流れでした!

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通りがかりのお客様も、その光景にびっくりされ、「おもしろい!!」ということですぐにお子さんと参加。木片を受け取った職人さんが、鉋でゆっくり、丁寧に、願い事を削っていく――それを横でじっと見守る子どもたち。

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鉋の薄削りは、写真のように、くるくるっと丸まってしまうので、それを短冊にするにはまっすぐにのばさなくてはなりません。なかなかまっすぐにならない短冊に苦戦しながら、折り紙でちょうちんや、天の川などの飾りも楽しそうに作っていました。

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一方、くるくると丸まった薄削りを、壁に貼っている方も...。これは「願い事で希望の森をつくろう」という、大工村の思いを形にしたアイデア。

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「私たちの暮らすこの地と同じ地元の山で育った木。地域の木で木の家をつくることは、森を守ることにもつながります。私たちの、そして木のふるさとである森にもやさしいこと。

きぼうの森をつくろう。願い事で森をつくろう。」

と書かれたボードの横には、枝だけが描かれた大きな木の絵。これに気づかれたお客様、「素敵な発想だね」と言って、薄削りの短冊を貼っていかれました。くるくると丸まった短冊の、一つ一つが葉っぱです。(写真参照)

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たくさんの葉っぱが茂る木にするには、たくさんのお客様の手が必要。こうしたイベントを通して、大工村の願いは確実に伝わっていっているなと、感じたIでした。

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