大工村

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NPO大工村の記事

大工村のするべきこと、大工村にできること。

ようこそ、大工村へ!
遠州地域の大工さんたちが集い、地元のために活動しているNPO法人の側面を持つ大工村。
今回は私たちが考える、「大工村のするべきこと」、そして「大工村にできること」を、熊本地震を振り返りながらお話したいと思います。

2016年4月14日に発生した熊本地震は、九州中部に大きな被害を出しました。
大工村の有志は、特に被害の大きかった益城町の皆さんの支援活動をするため、現地へと赴きました。

そこで目の当たりにしたのは、凄惨な被害の様子と、現地の工務店さんたちの"やるせなさ"。
「自分たちは有事に助けを求められて手を差し伸べられるよう、備えておかなくてはならなかった。それに、お施主様や街の家々が倒壊する姿は、つらくて見ていられない――」


大工村のするべきことは、「減災」=災害時の被害をできるだけ小さくすることです。
まずは私たちの地域にも起こり得る地震に備えて、丈夫で安全な家づくりを心掛けられる大工さんを育てる。
そして、被災地の工務店さんたちやそこに暮らす人々の後悔を、街や人々の心の復興をお手伝いすることで、できる限り小さくしたい、と考えています。

大工村にできること・取り組んでいることは、「皆が楽しく防災について考えられる環境づくり」。
イザ!カエルキャラバンや、DIY-studioで開催する防災イベントなど、遠州地域の皆さんに楽しみながら防災を学んでいただける機会をご提供します。
そして大工村を広く知ってもらうために、インターネットと紙媒体の両方で皆さんに大工村の活動をご紹介していきます。

これからも皆さんと一緒に、遠州地域のために活動してまいりますので、街で大工村のイベントやキラリ店、加盟メンバーを見かけたら注目してみてくださいね。

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大工村エッセイ~「頼まれごとは試されごと」だ~

ようこそ!大工村へ。村長のノリです。
今回は、私の座右の銘のお話をさせていただきます!

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「頼まれごとは試されごと」
これは、日本各地を講演して回っている中村文昭さんのお言葉です。
私はこの言葉を"頼まれごとがお互いのチャンスを生む"という意味に捉えて肝に銘じています。

お客さんから頼まれること、大工村メンバーに頼まれること、社内で頼まれること、家庭で頼まれること......日々、いろいろな「頼まれごと」がやってきます。
自分にできる事かどうか、実力云々は置いて、頼んでくれた人の予想を少しでも上回ろう。
そう考えると、私にとって「頼まれごと」「試されごと」に進化するんです。

楽しく仕事ができるな~、相談すると話が深まっていい結果を出せるな~、そんな風に思ってもらえれば、自然と相談しやすくなって、お互いに学びを得るチャンスが増えます。
それって、生きていく上でとっても大切なことなんじゃないか?って思うんですよね。

実は座右の銘はもうひとつあって、「他力他力それ即ち自力」という言葉です。
他人のためになることを自分の力でできれば、他人も自分のために動いてくれる。そうすればずっと助け合っていける......そんな意味を持っているんじゃないかと思います。

たくさん「頼まれごと」を叶えていって、よりたくさんの人の役に立てるようになって、そしてお互いを高めていける、そんな存在になりたいなと、いつも思っているんです。
大工村の活動でも、いつもこの気持ちを忘れないようにしています。

大工村エッセイ~ノリさん、防災井戸を掘る。~

ようこそ、大工村へ!村長のノリです。
今日は、DIY-studioに完成した防災井戸のお話をさせていただきますね!

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「イザという時、みんなで助け合って使える井戸があったらな......」と、構想を練り始めたのは、今から1年ほど前のこと。
DIY-studioでは端材で火を起こすことができるから、次はお湯を沸かせるようにしたい――そう思ったのが始まりでした。

防災井戸はこれから、地域のみなさんの防災意識の向上に繋がるよう、どんどん活用していきます!
先月の「ひな祭り」のイベントでは、みんなでバケツリレーをして井戸からドラム缶へ水を運び、余った材木を燃やして"ドラム缶風呂"を沸かしました。
イザという時も同じように、こうして皆で協力すれば、お風呂に入ることができますよね。
楽しく遊びながら防災訓練をすることが、こうしたイベントの目的なんです。

もし、災害が起きて、ライフラインが止まってしまったら。みなさんはすぐに、次にとるべき行動を思い浮かべることができますか?
DIY-studioで遊びながらの防災訓練をすることで、きっとみなさんはイザという時にその体験を思い出せるはず。
大工村のイベントを通して、"みんなで助け合える地域づくり"に貢献できたら嬉しいです。

なお、防災井戸の設置にあたっては、DIY-studioの利用料金を充てさせていただき、工事はグラウンド・ワークスさんにご協力いただきました。ありがとうございました!

わくわくおいしい防災学習♪ひなまつり もちつき大会のお知らせ

ようこそ、大工村へ!

今回は、2月26日(日)に開催するイベントのご案内です!


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♪ひなまつり もちつき大会

日程:2月26日(日)

時間:10:00~16:00

場所:DIY-studio(磐田市下野部285)

お問い合わせ先:0539-62-9200(ICOI不動産 松下)

1月にDIY-studioに開通した防災井戸をつかって、イザという時のためにみんなで楽しく防災学習しませんか?

 

・みんなで協力!ドラム缶風呂沸かし体験

防災井戸から水を汲んで、バケツリレーをしてドラム缶へ運びます。

端材などを燃やしてドラム缶風呂を焚き、イザという時のために楽しく予行演習しましょう♪

事前にご予約いただいた方は水着着用でご入浴いただけます!

 

・石焼き芋プレゼント!

火おこし器を使って火をおこし、防災イベントストーブで石焼き芋をつくります!

ほくほくのあま~い焼き芋は、みなさんにプレゼント!

 

さらに、もちつき大会も開催します♪

つきたてのおいしいおもちの試食会も!ぜひご家族やご友人を誘って遊びにきてください。

まだまだ寒い日がつづきますので、温かい恰好でお越しくださいね。

みなさんのご来場をお待ちしています!

 

※各プレゼント・商品はなくなり次第終了となります

※おもちの持ち帰りのみのご参加はご遠慮ください

※その他詳細はチラシをご覧ください


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「ノリさん、教えて!」Q&A~どうして木は水に浮くんですか?~

ようこそ、大工村へ!村長のノリです。

今年から月に1度開催している材木屋ツアーズでは、私が木についての知識をお伝えしています。普段何気なく目にしている木でも、実は皆さんが知らないような秘密が隠されているんですよ。

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ということで、今回はこんな質問に答えてみたいと思います。

Q:どうして木は水に浮くんですか?

A:ほとんどの木の体積の半分以上が空気だからです!

 木を顕微鏡で見てみると、乾燥したヘチマのようにスキマだらけなんです。なので水と木を全く同じ体積にした時、水よりも木の方が軽い(密度が小さい)んです。

水よりも密度が小さいものは、水の中に沈む「重力」よりも、浮き上がろうとする「浮力」の方が大きくなります。

だからほとんどの木が水に浮くんですね。

密度が小さくて軽い木は、空気をたくさん含んでいるので、手で触れてもあまり水分を吸い取られずさらさらとしています。心地よさを感じられるので、床や壁など肌が触れる場所に使われることが多いですね。

逆に、密度が大きくて水に沈まない木は、堅くて腐りにくいという特徴があるため、ウッドデッキなどの水濡れの多い場所に使われることが多いんです。

水に浮く木・浮かない木、柔らかい木・堅い木。それぞれの性質に合わせた"適材適所"で木が使われているんですね。

木造住宅は、家の構造の大部分が木で出来ています。どの部分にどんな木が使われるのか、それは何故なのか?

気になる方は、一度材木屋ツアーズhttps://daikumura.com/blog/hitorigoto/2017/01/1141.html)に申し込んでみてはいかがですか♪

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