大工村

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定期更新の記事

「ノリさん、教えて!」Q&A~どうして木は水に浮くんですか?~

ようこそ、大工村へ!村長のノリです。

今年から月に1度開催している材木屋ツアーズでは、私が木についての知識をお伝えしています。普段何気なく目にしている木でも、実は皆さんが知らないような秘密が隠されているんですよ。

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ということで、今回はこんな質問に答えてみたいと思います。

Q:どうして木は水に浮くんですか?

A:ほとんどの木の体積の半分以上が空気だからです!

 木を顕微鏡で見てみると、乾燥したヘチマのようにスキマだらけなんです。なので水と木を全く同じ体積にした時、水よりも木の方が軽い(密度が小さい)んです。

水よりも密度が小さいものは、水の中に沈む「重力」よりも、浮き上がろうとする「浮力」の方が大きくなります。

だからほとんどの木が水に浮くんですね。

密度が小さくて軽い木は、空気をたくさん含んでいるので、手で触れてもあまり水分を吸い取られずさらさらとしています。心地よさを感じられるので、床や壁など肌が触れる場所に使われることが多いですね。

逆に、密度が大きくて水に沈まない木は、堅くて腐りにくいという特徴があるため、ウッドデッキなどの水濡れの多い場所に使われることが多いんです。

水に浮く木・浮かない木、柔らかい木・堅い木。それぞれの性質に合わせた"適材適所"で木が使われているんですね。

木造住宅は、家の構造の大部分が木で出来ています。どの部分にどんな木が使われるのか、それは何故なのか?

気になる方は、一度材木屋ツアーズhttps://daikumura.com/blog/hitorigoto/2017/01/1141.html)に申し込んでみてはいかがですか♪

大工村エッセイ~ノリさん、ベトナムへ行く②~

ようこそ、大工村へ!村長のノリです。
今回は、大工村エッセイ「ノリさん、ベトナムへ行く」https://daikumura.com/blog/hitorigoto/2017/01/post-926.html)の第二弾をお送りしたいと思います!

16年前にバックパッカーとして訪れたベトナムは、今と変わらず活気がありました。その一方で、ビジネスの才能があっても境遇によってその土俵に立てない、才能を開花させられないという背景があったと思います。

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今回訪れて、当時といちばん大きく変わった!と感じたのは、街を歩く人々や路上で物売りをしている人、みんなが"スマホ"を持っているということ。
その光景を見て、スマートフォンの普及が境遇の違いという壁を取り払おうとしているのではないか、と気付かされました。
広い世界を知り、自分の才能を活用できる場所が皆に与えられた。低賃金で、高い能力を発揮する人がどんどんビジネス業界に台頭し始め、日本人だというだけでは選ばれない時がくるのかもしれない......。

そんな時代が到来するとすれば、子どもたちには自分の生き方をしっかりと考える機会を与えてあげなくてはいけないと思います。成り行きや曖昧なイメージで未来を決めず、「何を幸せと感じるか」「何を仕事にするか」を探すきっかけになる"経験の場"。それを与えてあげるのが私たち大人の役割なんじゃないかと思うんです。

子どもたちが仕事を体験してみることで、将来を考える"きっかけ"になるよう願って始めたのが、大工村が定期開催している「こども工務店」です。
子どもだって「百聞は一見に如かず」。やってみないと「やりたい職業」なのか「興味のなない職業」なのかは判断できません。
いつか子ども達がビジネスの世界で戦う時のために、幸せに生きていく力をつけてもらいたいと、改めて強く思いました。

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家づくりQ&A:家賃を払い続けるより、早く家を建てた方が安いって本当ですか?

ようこそ、大工村へ!
大工村では、家づくりをお考えの皆さんからご質問をいただきます。
今回は、資金面のご質問ICOI不動産松下がお答えします。

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Q:よく「家賃を払い続けるより、早く家を建てた方が安い」と聞きますが、本当ですか?

A:「安い」ではなく、「メリットが大きい」という表現が適していると思います。

「持ち家だったら、住宅ローンを返し終わればお金がかからないから結果的に安く済みそう」と考える方もいるかもしれませんが、家は10年、20年に一度は必ず修繕する必要が出てきます。
なのでメンテナンスの費用を考えると、家賃を払い続けるよりも必ず安いと言えるわけではありません。

しかし、「いつか家を建てるつもり」で「頭金の支払いが可能」なのであれば、多くのメリットを早く受け取るのは得策だと考えられます。
住む場所を借り続ける賃貸住宅とは異なり、家を建てる場合はその場所が「資産」になります。
注文住宅であれば、外観や内観、設備にいたるまで自分好みの仕様・デザインにすることができ、リフォームも思い通りにできます。生涯、自由な生活ができるということですね。

住宅ローンを組んだ場合は、団体生命保険に加入します。ご主人にもしもの事があった時にご家族には返済の義務が残らないという点も、賃貸住宅とは大きく異なります。

「貯金が少ないけど、早く家を建てたい!」という方には、まずは頭金だけでもご用意いただきたいので、またの機会にお金の貯め方にまつわるお話をさせていただきたいと思います。
分からないことがあれば、お気軽に大工村へお問合せくださいね。

2/11(土)は材木屋ツアーズ+カホンプロジェクト!DIY-studioに集まれ♪

ようこそ、大工村へ!
今年から月に1度開催している「材木屋ツアーズ」
初回となる前回はたくさんの方にご来場いただき、ありがとうございました♪

今月の材木屋ツアーズは、2/11(土)を予定しています!
前回と同じく、材木屋カワイの見学と木の知識のご紹介、敷地内を移動して「大工村」での大工さんたちの手作業の様子を見学していただきます。DIY-studioに戻ったら、楽しい木工体験!最後は木を燃料にしたかまどを使ったクッキングの試食会という流れになります。

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♪大工村 材木屋ツアーズ
日程:2月11日(土)
予約方法:電話(090-1094-8216)またはFacebookメッセージにて
※1 お電話の場合、㈱カワイが窓口です。
※2 大工村Facebookページへメッセージをお寄せください。
集合場所:DIY-studio(磐田市下野部285)
時間: 8:00~11:30
※開始時間の10分前に集合してください
参加費:1家族500円(木工工作キット別) 

今回は「カホンプロジェクト」との同時開催
大工村がある遠州地域の地元材である、「天竜杉」を使ったカホンを作ることができます。
カホンとは、中南米生まれの「座って演奏する」打楽器。
箱の中に弦や鈴などを仕込んで、叩く場所によって出る音色が異なる面白い楽器です♪
まだ楽器を弾いたことのないお子さんでも、ポンポン叩いて演奏することができます!



他にも木を使った楽器鳥の巣箱ひのきの桶ランドセルラックも作ることができます。
お子さんのはじめての木工体験にいかがですか?♪

誰でも見ることができる!本格的な災害予測「静岡県統合基盤地理情報システム」

ようこそ、大工村へ!
大工村のある磐田市だけでなく、静岡県は県民の防災意識が高いと言われています。
静岡県出身の方は幼い頃から東海地震への備えを教わっていますから、「災害が起こるかもしれない」という危機意識は他県民よりも高いのかもしれません。

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そんな静岡県民の皆さんにぜひチェックしていただきたいのが、「静岡県統合基盤地理情報システム」、略してGISというものです。
>> https://www.gis.pref.shizuoka.jp/
南海トラフ地震を想定した「震度分布」「津波浸水」「液状化」の予測のほか、公共施設、緊急輸送路、地形地質、地域災害史、土砂災害危険箇所マップなどを確認することができます。

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ご自分やご家族、ご親戚がお住まいの地域や、職場、普段出掛ける場所などの災害予測を確認してみましょう!
事前の備えによって救われるのは、ご自分だけではありません。助かる人が多ければ、ケガをした人たちが皆すぐに病院で診てもらえる。動ける人が多ければ、多くの人を救助することができます。

家づくりに必要なことがたくさん載っているため、不動産業者にもこのシステムを活用している人が多いよう。大工村パートナーのICOI不動産もその一人です。
土地のプロたちも御用達「GIS」。ぜひチェックしてみてださい。

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