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日頃住まいの快適性を高めるリフォーム相談をお聞きしている大工村のノリさんから「我が家の断熱改修リフォームの施工をしてくれた方で、詳しくお話を聞ける方がいるのでインタビューしてみましょう!」とオススメがありました。そこで、寒い季節だからこその話題ということで、早速お話をお伺いしましたので、ご紹介したいと思います!
インタビューに協力してくださったのは、グラウンド・ワークス株式会社(静岡県袋井市・https://www.ground-works.biz/)の小松直樹さんです!
Q)ちょうど冬の時期になり、今は光熱費の高騰が気になるところですね。この状況から、小松さんから見て一般のお客様の暮らしの様子で気になることはどんなことでしょうか?
A)コロナ禍の生活が続き、そして昨年11月以降は電気代の明細が来て驚かれている方も多いと思います。そのため、暖房を使うことを躊躇している方が多いと感じています。暖房の使い方をなんとか節約しようと考えている方がいっぱいいるのだろうな、と。
もちろん暮らし方の工夫は大事なことですが、それだけでなく建築として改善できる方法があるんです。それが「断熱改修リフォーム」です。
Q)断熱を強化する工事は、リフォームとしてはハードルが高い印象ですが、どうでしょうか。
A)はい、そうなんです。リフォームといえば、外壁の塗り替えやキッチンを入れ替えるようなことが思い浮かんで、「寒さは我慢するしかない」と思っている方が大半だろうと思います。理由は色々あると思いますが、まずは、暑さ寒さを解消するリフォームがあること自体の認知度が低いということです。今住んでいる家を建て替えまでしなくても、リフォームできますので、選択肢としてあるんだ、ということを知って欲しいですし、何より「我慢しなくてもいいんだよ」とお伝えしたいですね。
Q)この記事が断熱改修リフォームを知るきっかけになって、検討していただけたら嬉しいですね。
A)そうですね、まずは断熱改修を難しく考えないで欲しいと思います。どうしてもこのリフォームの場合「住みながらできるのか?」や、お金といった見えないものが多く、一歩が踏み出せない方が多いのも実感しています。ただ、幸いにも今は補助金が活用できるチャンス!そして、工事のやり方では過ごす時間が長い場所を選んで計画していただければ、現実味が湧いてくると思います。
Q)なるほど、そのくらいの規模ならイメージできそうな気がします。
A)例えば、内窓の取り付けも断熱改修リフォームの一つです。リビングやキッチン、寝室の内窓設置であれば、およそ1日で工事ができます。費用も数十万円からできますので日常生活を送りながら負担なくできるのでオススメです。
Q)小松さん、具体的なご提案をありがとうございます。では、最後に断熱施工の専門家としての現場の様子を聞かせていただけますか?
A)私たちは、断熱改修相談があると、サーモカメラを持って現場に行きます。どこが寒いのか?といった「寒さの要因」を探すことから始めて、その結果、寒さでは窓や床が断熱が弱く、夏の暑さでは天井断熱の弱さが要因として多いことが分かっています。
●参考 一日で施工可能! 住みながらできる天井断熱リフォーム
ブログ>https://www.ground-works.biz/archives/blog/20211124
YouTube>
次に、要因を見つけたらどこに定めて工事をすると費用対効果がいいかを調整していきます。数百万円のリフォームになってしまうと、ほとんどの方が諦めてしまいますので、一番弱いところから補強していくように考えてもらった方が断熱改修のハードルが下がります。1日、2日の期間で暮らしながらできるリフォームをはじめとして、いっぱい方法があるんだよということを知っていただけたらと思います。
小松さん、詳しいお話をたくさん聞かせていただきありがとうございました。
大工村ではこれからも地域のみなさんが安心して暮らせる様な情報を発信していきたいと思います!